石けん:まずはじめに準備しよう!
どこで買えるの?
大きめのスーパーや薬局、ホームセンター、自然雑貨のお店などで。生協や自然食品の宅配、ネットの通販などで手に入れることもできます。プラネットショップでもお求めになれます。
石けんの種類
石けんには、固形石けん、粉石けん、液体石けんがあり、身体用、台所用、洗濯用などの用途別に分かれています。選び方
製品の成分表示に「石けん」「純石けん」「石けん素地100%」「脂肪酸ナトリウム100%」「脂肪酸カリウム30%」などと書いてあるものを見つけましょう。液体石けんの場合は、脂肪酸カリウム以外に水が入っていますが、ほかに合成化学物質が添加されていないものを選びます。自然の香料や保湿剤などは入っていても大丈夫です。
ボディや髪に使う石けんは、質のいい油の石けんを選べばそれだけで肌の潤いを守るケアになります。
石けんと表示してあっても合成洗剤と混合した「複合石けん」の場合もあります。成分表示をよくご確認ください。
合成洗剤との違いは?
石けんは、強い酸性物質である油脂に、最も強いアルカリ性物質(強アルカリ)である苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や苛性カリ(水酸化カリウム)を反応させて作ります。合成洗剤は石油や油脂を原料に高温高圧のもと化学合成された界面活性剤です。
石けんは汚れを落としたあとすすいでも、微量ですが肌や衣服に残ります。石けんをすすぎ終わった後に残る石けん膜はビネガーでリンスすると、油状成分になり肌や衣類の保護コートに変わります。原材料に天然のいい油脂を使っていれば、それが肌や衣類に残りますが、合成洗剤では、原材料に使用された人工の物質が残ることになります。
排水として流れた石けんは、環境中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンと結合して石けんカスになり、界面活性力を失い毒性もなくなります。石けんカスは微生物の栄養源に、そして魚のエサとなり自然界の循環に溶け込んでいきます。そのため生分解性が極めて良好であり、環境負荷が低いと言われています。
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