石けんについて
石けんとは?
重曹だけでは落としきれない汚れに、汚れ落としのパワーアップ
石けんは、自然界に存在する天然油脂とアルカリで作られた最もシンプルで安全な天然の界面活性剤です。
重曹といっしょに使うと、石けんも重曹も使う量が減るのに汚れ落としパワーは強まり、お掃除やお洗濯がいっそう楽に。ビネガーでリンスできるのも重曹と同じです。
石けんの歴史
人類初の石けんは、紀元前3000年頃(今から5000年前)にできたと言われています。古代ローマ時代の初めごろ、サポー(Sapo)という丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習がありました。この羊を火であぶっているとき、したたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石けんのようなものができたのです。その石けんがしみ込んだ土は汚れを落とす不思議な土として珍重されました。英語で石けんを意味するソープ(soap)は、この丘の名前から取ったといわれています。
9世紀ごろから地中海沿岸地帯で本格的に石けんの製造が始められました。12世紀になるとヨーロッパでは工業的に生産され、18世紀には苛性ソーダを使って大量生産が可能になり世界に普及しました。日本では、室町時代の末期(16世紀)に鉄砲の伝来と一緒にポルトガル船によって石けんが伝わりました。庶民にとっては手の届かない高級品だった石けんは、明治時代の初め(19世紀終わり)に国内で製造されるようになり、その後工業化によって身近なものとなっていきます。
石けんは、人と共存してきた歴史が長く、何世代にもわたり人に対する安全性が十分に確認されていると言えるのではないでしょうか。
|
|
|