石けん:知っておきたいこと
重曹は汚れに対して1対1で中和して働くのに対して、石けんはごそっと網をかけてとるような感じで落とします。石けんの分子は、水になじむ頭の部分(親水性)と油になじむ胴体(親油性)からできています。水にも油にも溶けるという、二面性を兼ね備えているものを「界面活性剤」といいます。
具体的には、図にあるように、(1)石けんの分子が汚れの表面にくっついて引きはがし、(2、3)取り囲んで汚れがまた他のものにつかないようにしています。石けんの分子がこのように働くには石けんが溶けている水にある程度の濃度とアルカリ性が保たれている必要があります。
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