単行本『ベーキングソーダ(重曹)のパワーを使いきる101の便利帳』
本の注文はこちら題名:ベーキングソーダ(重曹)のパワーを使いきる101の便利帳 著者:岩尾明子(クリーン・プラネット・プロジェクト) 2005年7月15日刊行 税込定価:1,188円(本体価格1,100円) 183ページ 13x19cm ISBN4-413-06407-0 C0077 青春出版社 |
読者のみなさまへ
重曹。この白いサラサラの粉には、いくつもの別名があります。「炭酸水素ナトリウム」「重炭酸ナトリウム」「重炭酸ソーダ」「ベーキングソーダ」。重曹の言葉は「重炭酸ソーダ(曹達)」からきています。
かつて日本では、重曹のある暮らしが一般的でした。けれども徐々に使う人が減り、日本の家庭では消えていくもののように思われた時期もありました。 ところが今、重曹はナチュラルで未来的な生活を目指す人々の間で見直され、静かに、しかし大きなブームを呼んでいるのです。
重曹は世界の海水の中、そしていくつかの大陸の地下鉱床の中に、まとまって存在する天然のミネラルの一種です。塩に似ていますが、塩よりもおだやかで、もっといろいろな用途に使えます。
このことを最初に発見したのは、19世紀、西部開拓時代のアメリカの人々でした。重曹は、もともと、簡単にパンを作るためのふくらし粉として家庭に入ってきましたが、当時の人々は、なんでも自分でやらなくてはならない生活の中で、それが実にたくさんの用途で役立つことに気付いたのです。特に驚きの効果を持つのが、掃除や洗濯といった家事の分野です。美容や衛生にも役立ちます。そういったアメリカの意外な重曹の使い方が、数年前から日本の私たちのもとに、どんどん紹介されるようになりました。
私たちクリーン・プラネット・プロジェクトは、日本でも重曹をベースにした未来のナチュラル生活を目指す、ネット上のボランティア組織です。ちょっと先に重曹生活を始めた人が、その次の人にアドバイスし、次の人はまたその次の人の手を引く・・・・・・そんなふうにみんなで工夫を重ねられる、ネット上のおしゃべり電子掲示板「地球に優しいフォーラム」を運営しています。
この本は、その掲示板の活発なディスカッションから得られた、日本のみなさんの8年間の知恵と工夫の結晶として誕生しました。
本を読んで、それぞれの項目でもっと知りたいこと、伝えたいことなどが出てきたら、どうぞ下の欄外にある話題番号を頼りに、掲示板に遊びに来てください。
あなた自身の声がまたひとつ、恵みのしずくとなって、みんなの「知恵の樹」を育てるのだと思います。いつでもネットでお待ちしていますね。
クリーン・プラネット・プロジェクト 岩尾明子
ページトップへ▲
この本の目次
- はじめに
最初に用意しておくと便利なもの
- 1章 掃除・家の中の汚れ落としに使う方法
- COLUMN ビネガーと重曹の話
- 2章 衣類の汚れ落とし、におい防止に使う方法
- COLUMN 石けんと重曹の話
- 3章 キッチンで使う方法
- COLUMN ベーキングソーダ(重曹)とベーキングパウダーの違い
- 4章 からだと暮らしに使う方法
- COLUMN グリセリンと重曹の話
- 5章 ベーキングソーダ(重曹)知っ得情報 ベーキングソーダ(重曹)使い方の早見表