『重曹のあるくらし 掃除、消臭、洗濯、ボディケア…今日からはじめるラクチンエコ』
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題名：重曹のあるくらし 掃除、消臭、洗濯、ボディケア…今日からはじめるラクチンエコ 著者：岩尾明子（クリーン・プラネット・プロジェクト） 2008年11月30日刊行 税込定価：1,728円（本体1,600円） 256ページ 四六判ソフトカバー ISBN： 978-4-12-390204-5 発行：マーブルトロン 発売：中央公論新社 |
この本の目次
- はじめに
- なぜ重曹がいいの？
- 重曹について
- 重曹五つの働き
- 重曹三つの使い方
- ビネガーについて
- ビネガー五つの働き
- ビネガーの準備と使い方
- 石けんについて
- 準備
- グリセリンについて
- 酸素系漂白剤について
- エタノールについて
- オキシドールについて
- 第一章
まいにちしていること - ベッドリネンに抗菌リフレッシュナー
- 歯の矯正器具の手入れ
- 朝ごはんの玄米に重曹を入れてとぐ
- 静かにきがるに拭き掃除
- 畑に出よう
- 手や道具を重曹で洗う
- お茶のポットに重曹を
- おだしの鍋に重曹を
- 野菜を重曹できれいにする
- お皿洗いとごみさらいはセットです
- 歯みがきもマイナスイオンと超音波
- わき、えりなどに重曹を
- 三〇秒で洗面台をきれいにする
- バスルーム・チェック
- お風呂からあがるときはお風呂もきれい
- 明日のために洗濯機をひとまわし
- 今日一日で使った重曹の量
- 第二章
家のケア - 掃除ではなく、ケアをする
- フローリング、畳のケア
- カーペット、ラグのケア
- 家具のケア
- 窓ガラスのケア
- 壁やスイッチボードの手あか
- エアコンのケア
- 水回りをきれいに
- トイレ回りをきれいに
- 家のにおいを取る
- 第三章
衣類のケア - お洗濯はスローに
- 洗濯機でお洗濯！
- しみを取る
- エア洗濯
- おしゃれ着を楽に洗う
- ときどき洗濯槽もケアしよう
- 旅行のときの洗濯
- 生理のときのケア
- 革製品もホームケアしよう
- アクセサリーも自然にきれいに
- 第四章
キッチンのケア - シンクと排水口
- しゅわしゅわパイプ掃除
- 強い味方のクリームクレンザー
- 換気扇の掃除
- 食器を洗う
- 調理器具の手入れ
- コンロ回りの掃除
- オーブンレンジの掃除
- 冷蔵庫の手入れ
- ふきん、スポンジ、まな板の手入れ
- 生ごみはなるべく乾かして
- 第五章
からだのケア - わたしのからだケア
- 基本の手入れ
- マッサージはお掃除
- ヘアケア研究中
- 日焼け止めは総合対策で
- 抗菌ソープを手作り
- デオドラントパウダーを手作り
- お風呂に入れなくても
- けがをしたとき
- なるべく自然に風邪対策
- 化粧ポーチはケアポーチ
- おわりに
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はじめに
重曹のある暮らしを始めて一〇年になります。
このおだやかな天然のミネラルを暮らしの中心に据えると、いろんな家事の重荷がどんどん取れていきます。前よりていねいに暮らしているのに無理しなくていい。そして楽しい。
ナチュラルに暮らすってやってみたいけどめんどくさそう、重曹を使ってみたいけどむずかしそう、という声を聞くと、きっといちばん大切なことが伝わっていないんだなあと思います。
むずかしいことはなにもないのです。この本の中で推薦する自然素材は、だれがどんなふうに使っても大丈夫な、いのちに優しい素材ばかりです。子どもが遊んでいろんなことを覚えるように、自由に遊ぶといいと思います。重曹のある暮らしには、経験がいちばんの先生になってくれますから。
この本は、私自身がどんなふうに歩いて転んで学んだか、どんなことを楽しんでいるかを等身大にお伝えするものです。
読者のみなさまが新しい暮らしにこぎ出す、ささやかな参考になれば幸いです。いっしょに未来の扉を開いていきましょう。毎日の暮らしが、ずっと続く自然の恵みそのものになるように。
岩尾明子
おわりに
きっかけはまこちゃん（『まこという名の不思議顔の猫』マーブルトロン刊）でした。岡さんと前田さんと、しおんちゃん（出てこなかったけど）としろたろちゃんと、そしてまこちゃんに、冬のある一日、お会いする機会があったのです。
みんなが集まる日だまりのラグに、重曹を振りかけて掃除機で吸い取ってみたら、ラグはさらふわに、重曹は、おやおや灰色に。
クリーニング屋さんに断られたという、重くて大きい敷物が楽によみがえる方法が見つかって、みんなにこにこ。それでもっと寝ころんでも、なめても、ひっかいても（あっ、それはダメ）だいじょうぶな、自然でおしゃれに暮らせるコツを、あれこれおしゃべりしたのです。
ずっといっしょに、すこやかに。人も、猫も、ラグも。みんな、いのちあるかぎり。優しい気持ちがいっぱい集まって、世界の川になり、海になりますように。
マーブルトロンの矢澤さんと石橋さんには遅れがちな執筆をたいへんに励ましていただきました。ＣＰＰのメンバーには今回も本の誕生をあたたかく見守っていただきました。みなさまに、この場を借りて厚くお礼を申し上げます。
私たちはいつもネットにいます。いつでも遊びに来てください。ともに自然な暮らしの知恵を大きく育てましょう。
岩尾明子