2月15日(木)serendipity

bubuさんとブレスト。
検討中のショップオリジナル包装デザインについて。

話しているうちに、ふと、
この地球が数ある星の中で生命を育むのに、
いかに奇跡のような好条件を有しているか、
あまりにも出来すぎた要素の積み重ねに、
知れば知るほどゾワゾワする、というトピックになる。

きっとカレンさんも、同じ驚きと発見をもって、
重曹を始めとする生命サポートに欠かせない自然物質を、
深く理解したにちがいない。このサイト立ち上げのきっかけになった、
最初の翻訳書『天使は清しき家に舞い降りる』の著者だ。
お会いした彼女は芯の強い、シャイな勉強家だった。
カレン・ローガンさん

セレンディピティという言葉がある。
偶然を幸運に活かすこと、その能力とでも言おうか。
学問的にも、ほとんどの発見や発明はそれに支えられている、
とわかってきて急に有名になった。

重曹というありふれた天然ミネラルが、
未来につながる掘り出しものに変わり、
今も知恵と工夫、新たな発見が連続する。

しかしそれはまた別の言い方をすれば、
カレンさんに続く多くの人々の、
この世界を自ら破壊するのではなく、
一歩でも二歩でもより命を育む環境に変えたいという、
真摯な意志あってのこと。やってきた偶然の出会いを、
しっかり受けとめる“器”あってのセレンディピティだ。

思えば史上最大のセレンディピティは、
この地球かもしれない。

その上で毎日楽しく暮らさせていただくのだから、
おそらく耳さえ澄ませば、目さえ開けば、
そのカケラに気づかぬ道理はないのだろう。

私たちはセレンディピティでできている。

それってなんだか、
心ぽかぽか、あったかくなるなあ。

くたびれること・・・・

疲れるでも、参るでもない・・・・くたびれる・・・というのがぴったりのことがある。
今日は息子達の参観日。
いや、それは、実に楽しいし、息子達の成長は楽しみなのだけど・・・・その後の、来年度のPTA役員を決めること・・・。
実に憂鬱・・・・。(ジュリーの歌にあったなあ・・・六番目のユ・ウ・ウ・ツ・・・・)
私は、上の息子が入学以来、ずっと役員をしています。
だから、今度で6回目なんだけど、この辺で、1年でいいから休みがほしい・・・。
でも、人数の少ない過疎地だから、やらないわけにはいかないんだよね・・・・。
今年は役員長(?)もやってるから、今日の会に欠席した方に、残っているポストを振り分けなくてはならなくて・・・。
まあ、口八丁、手八丁で、なんとか振り分けは終わったけど、どっと疲れた・・・・。「またやるのか?」と主人には嫌味を言われる始末・・・・・。
だって仕方ないもの・・・・って、ホントにそうなら納得できるけど、ずっとしんどい部に所属しているのだからたまらない・・・・。
ほかの、楽なところも体験してみたいもんだよ。
せずに済ませようとしてる人もいるし、押し付けるだけ押し付けたらもういいでしょ、ラッキーってな雰囲気丸出しの人も・・・。
しんどい部を1年するのと、楽な部2年するのとどっちがいいんだか良く分からないけれど・・・。
腹を立てても仕方ないし、引き受けた以上は、立候補してなったも同じ・・・・と、自分をだましつつ、1日が終わる。
次にやってもらう人もようやく見つけて、来年は本格的引継ぎ・・・。
再来年はサポート・・・・そしてようやく開放される。
その日をただひたすら、我慢して待つのみ・・・・。

今日は、のんびり重曹&岩塩風呂に入って体を伸ばす。
明日という日を迎える準備をする。

ぶっちゃけ、まったく楽しくないわけでもない。
どんな状況でも、楽しめる術を身につけましょう・・・というちょっとした試練なんでしょうね。

でも、同じボランテイアでも、まったく感謝されず、力を吸い取られるだけというものすごい状況・・・。

CPPとはえらい違いです・・・・参るわ・・・^_^;

リメイク

私の着古したトレーナーで、子供のズボンを作った。
両袖と身頃でズボン2つ!
裾にレースを付けてちょっと女の子らしくね。
これで保育園でいっぱいお着替えしても大丈夫。
早速このズボンをはいて登園したけど、暖かかった昨日はお外でいっぱい遊んで泥んこ。
今ごろはバケツの中で石けんくんが泥んこズボンと
戦ってます。
夜帰ったら洗濯機に放り込もう。

2月14日(火)シアワセな時間

午後の予定がひとつ吹っ飛んだので街に出る。
駅一つ分歩こうとして、早々に本屋に吸い込まれ、
結局4時間もいてしまった。
電話がかかってこなければ、
きっと閉店までいただろう。

買おうと思って腕に抱えた本のほかに、
立ち読みを何冊も続ける。各階の面陳、ワゴン、ニッチ、棚差し。
これが楽しい。ブックサーフィンというヤツだ。

老夫婦がひとつ先の書棚の間を通り抜けながら話している。
「しかしまあ、よくも世の中こんなにたくさん本があるもんだ」
「本屋さんで待ち合わせると退屈しませんね」

小さい頃、本屋さんに行きたいときは母に言うと、
特別予算でまとまった額のお小遣いをもらえた。
その枠内でどの本を買うか、たっぷり迷ったものだ。
迷うのも楽しかった。

同じ気持ちでさまよっている。
昔と違うのは、予算を決めるのは自分というところ。
生きることの自由度が増えるのはいつでも痛快だ。
当たり前だけど、大人になって本当にヨカッタと思う。

さて。読むぞー!

人の話に耳を傾ける、
それも注意深く耳を澄ます、
これは才能のひとつだ。
その気になれば誰でも持てる、
天賦ならぬまこと慎み深い努力の才。

いずれ何かの形で社会にお返しします。
そう言いながら、縁あって私のところに来てくれた、
誰かの思索のカタマリを手にする。
いつだってワクワクしながら。敬いながら。

物事の本質と行動

なんだか、哲学みたいなタイトルに、自分でも吹いてしまいましたが・・・^m^

最近、家の中にあるマイナートラブルに気づく・・・でも、少し目線を変えると、きっと解決する。

例えば、我が家で私がもっとも嫌っていたこと・・・。
リビングが汚い!
なぜ汚いか?
子供がおもちゃやおやつ、そして、上着までも部屋に持ち込んで、もう、ぐちゃぐちゃ・・・・。
汚れた靴下や、鼻をかんだティッシュまで落ちている。
気づいたときにはかなり凄惨な状態で、片付ける気もなくなる・・・・。

そして、口うるさいママは誕生するのだ。
この状態を解決するために・・・・・・

1・ものを食べるのは、食堂のテーブルだけというルールーを作り、徹底的に守らせる。
食べ物が落ちていた場合、即座に食堂に持っていかせる。
【理由】
ゲームをしながら、あるいはテレビを見ながら、小腹がすくと、何かをつまみたくなる。食堂からおやつを持っていくが、容器を返したりということは母親がやるものと(勝手に)決めている。
また、ゲームに集中しているので、やるという気があっても、実際には誘惑に負けて、実現できない。
結果、叱られる・・・面白くないのでますますやらない。
いつまでもそのままではこちらが困るので結局は私が片付けてしまう・・・・彼らは放っておけば母親が片付けてくれると、繰り返し繰り返し学んでしまう。
【結果】
この流れを、時間をかけて変えるしかない
時には、食事の前に、済まさないとご飯は食べられないよという厳しいこともあった。でも、そうでもしないと、彼らと私の確執は確実に深くなる。ルールを作り繰り返し教えていくことが大切。

2・ゴミもすべて、本人たちにゴミ箱に捨てさせる。
相手が怒ったり、すねたりして動かなくても、こちらも決してあきらめずに何度もうながす。
ここで負けてしまう人が多いのだろう・・・でも、ぐっと我慢。ひとつは拾ってあげても、残りは自分たちで・・・。
一日で終わらなくても、次の日でも、自分でやらせる。
【理由】
1・とほぼ同じ理由。どんなに散らかしていても、いずれは、母親が片付けてくれる。まずいことが起こっても、大人が何とかしてくれるので、自分たちは手を下さなくてもいいと繰り返し学ぶ。
【結果】
1・とほぼ同じ。ゴミをそのままにしておくと、ダニがわいたり、次の日に母親が掃除機をかけられなくて大変困るということも含めて話をする。清潔な生活のほうがすばらしいのだということを納得するまで、語り、叱り、励ます。

3・上着を持ち込まれると、ホコリやニオイが気になるし、この季節には風邪やインフルエンザまでもリビングに持ち込むことにもなりかねない。
廊下にアイアンフックを取り付け、帽子と上着は必ずそこにかけさせる。

【理由】
上着は、外に行くときに羽織るもの・・・・子供たちの勉強部屋にはクローゼットがあり、当初はそこへいちいち片付けるように指示をしていた。しかし、実際に自分がその動線を動いてみると、あまりに無駄が多く、これは毎日続けるのがおっくうなことに気づく。
いろいろ考えたが、空いている、玄関からも見えない壁にインポートものの、おしゃれなフックを購入して、壁に取り付ける。
【結果】
上着と帽子の居場所を確保。
これで、床に転がるシワシワの上着を見なくて済むようになる。
今後の課題は、そこに何でもかんでも引っ掛けて、永遠の居場所にしないようにすること。毎日、家族が出かけた後、そこに何も残らないようにすることが私の仕事になる。
インド製のアイアンフック。陶器のボールがくっついてるのがかわいくって、これにしました!

これって、本当に、疲れる・・・・正直、全部自分ひとりでやったほうが早いことばかり・・・・。
でも、やらせることに意味があるのであって、部屋をきれいにすることそのものは、結果に過ぎない。
もちろん、部屋が片付いているのに越したことはないが、それだけにとらわれないようにしなくては・・・。
ナチュクリをしていると、常に人の動線に目がいくようになっていく・・・。
常に、どうすれば最短で最大の効果があげられるかを考えている・・・最初は意識的に・・・そして最近は無意識に・・・。
答えにたどり着くまでが実に早くなっている。
物を選ぶとき、人に何かをやってもらうとき、自分が何かをするとき・・・・すべてを計算し始めた自分がいる。

時には疲れるし、時には脳が考えることを拒否して、できないこともある・・・。
でも、そちらのほうが私にはすでに、日常ではない。

そして、それができるのは、自分が愛している場所であり、好きなことをするときに限られる。
それ以外の場所にはパワーが出ないのだ。

最近遊びに来てくれる友達が「とっても居心地のいいおうち」と言ってくれる。
一人ではなく何人にも・・・・。

それは、私がこの家を愛し、家族を好きだからなのに他ならないのだ・・・・。

家の中の無駄なものたちが少しづつ、姿を消し始めた。
子供たちは要らないおもちゃを処分し始めてきた・・・。

必要なところに必要なグッズを取り付け、物に居場所を与え、家の中をゆっくり動かし始めた・・・。
ここが自分にとって、世界で一番くつろげる空間にしたいから・・・。

まだ先は遠いけどね・・・。
でも、始めた頃に比べたら、随分と変わったのだ。
もう少し、もう少し・・・・そんな気持ちで過ごそう。
行動は一番最後についてくる・・・・素敵なおまけをくっつけて・・・。
理由のない行動は疲れるけれど、そうでないものは楽しい。
計画と行動力。このバランスを上手にとることができるようになることが、ナチュクリの本質・・・・ではないかと最近は思うのだ。

以前に比べて、私の24時間は、36時間くらいの仕事をこなせるようになっている。
無駄をなくすると、すべてが効率的。
ものを探す時間、子供を叱る時間・・・etc・・・・。
本当に大切な「自分だけの贅沢で無駄な時間」が増えて、充実してくる。
この「無駄」は、第三者からは一見無駄に見えて、私の脳の中が規則正しく並び替えられたり、忘れていた大切な事を再考する時間。
上で言う、誰にとっても「無意味」で「無駄」と言うのとすこし違うのだ>^_^< 自分に言い聞かせる・・・忙しいときほど、よく考えよう、よく考えよう!

みんなやらんの~

讃岐のみんな、見よるんな~?

ほんでの、とにかくはじめてみんの~。
一緒にやろうで。

なんしょんな?ゆうて、よう言われるけどの。
うちがしょんは、「なちゅくり」ゆうんで。
洗剤を全然使わんとの、石けんと重曹とお酢だけで掃除も洗いもんもいっぺんに済むんで。

まんでがんいっぺんにせんでもええけん、こまいことからちょびっとづつやってんまい。

うちもの~、まだ始めてから3年ぐらいしかたっとらんけど、面白いで~ナチュクリゆうんは。

分からんことは、うちで分かることやったら、なんぼでも教えてあげるけん、いっぺんやってんまい。

じょんならん汚れやめんどくさいおさんどんも、おもしろなるで。

うちんくでは、子供もやっりょるし、年がいっとるばあちゃんもやっりょんで。
ものすごう面白いわ~ゆうての。
ひとっつも手間がかからんけん、誰でもできるんで。

ほんまにの、いっぺんやってくれたら、ええんやけどの。

ビネガーフリーク

ナチュクリグッズは、手に入れにくいことが多い。
「穀物酢」でさえ、かなり文句の出た我が家では、「酢酸」を捜し求める事になる・・・。
フォーラムを読むと、どうも、やはり、純粋な酢酸だとあとの残留臭がないらしいのだ・・・。

ところがどっこい!
置いてある薬局がなかった(>_<)
ホワイトビネガーと、氷酢酸でござい!今まで、薬局と言うと、完全調剤薬局で、内科や耳鼻科などの隣に建ってる薬局か、モノが安価なドラッグストア・・・。

とりあえず、お手軽なドラッグストアに行って聞いてみた。
返事は「×」。
なんですかそれ?という有様で、散々な恥ずかしい体験となる。
それもそうだろう・・・・ドラッグストアは、ホームセンターに負けず劣らず、合成洗剤の宝庫・・・・なのだから・・・。

「掃除するなら、この棚に、あっちの棚にもたくさん(合成洗剤があるでしょう?)!なんだってそんな(わけのわからないも)のを使おうとするわけ????」
と、いうような対応でした。
♪辛いぜ、ちっちきち~
アルバイトの人は、「酢酸」自体を知らない有様・・・。
最初の頃だったので、うまく説明も出来ずに、頭をかきながら、汗もかきながら、次々お店を後にした。

よく、薬を買いに行くドラッグストアだけれど、薬剤師さんの常駐しているお店に行く。(西田救命堂)
今度は、幾分上手く説明できて、「天使は~」の本を持参。
薬剤師さんに本を見せながら、これこれ、こういう理由でこれが欲しいのです・・・・と。
すると、取り寄せて頂ける事に・・・。
数本買って帰って、早速いろいろと作ってみる。

ビネガースプレーは、あっさり、すっぱいニオイが揮発して、何も残らない。(スプレー直後はかなり臭うけれど・・・・)
精油を混ぜても、ドライハーブを漬け込んでも、酸っぱいニオイ以外は作業中はしないし、しばらく通気をよくしてほったらかしておけば、すっかり嫌なニオイはどこかへ行ってしまう。

ファブリーズを始めとして、消臭スプレーと言う名前のものが、市民権を得始めていた(??)頃で、うちには家の中に犬が1匹いるので、良くお世話になっていた。

これをすっかり全て、ビネガースプレーに変える事が出来たのは、「酢酸」のおかげ・・・。
後にニオイを残さず、拭きあとに筋も残らない。

今は、CPPのショップで、手軽にホワイトビネガーが手に入るから、いつもまとめ買いしている・・・。

最近の我が家では、お洗濯には「氷酢酸を薄めたもの」で、それ以外はホワイトビネガー。

私が使い分けるそのわけは、ホワイトビネガーの方が同じ濃度で使ってもニオイが優しいから。
食用というところが特に気に入っている。
危険度がぐっと低くなるのだから・・・。
それと、お洗濯は毎日の事なので、手軽に店頭販売しているものが便利だ。切れそうになって慌てて買いに行っても間に合うから・・・。

酢酸も、氷酢酸も危ないモノ!
特に氷酢酸は、引火性はあるし、冬寒いと、きちんと水で希釈していないと名のとおり、「氷」になる。

格段に安全なホワイトビネガーは、いつも手の届くところに・・・氷酢酸や薄めた酢酸はきっちり棚の中へ・・・。
氷酢酸は、買ったその日か、次の日には、少なくとも50%に薄めておく。これで、最悪の自体である「引火」と言う事は避けられるのだ。

これはずっと使うだろうな、と、悟った日、子供達を集め、どれほど危ないか、事故になったらどういうことが起こるかを、実物を持って説明。
この透明の液体は、美しいけれど残酷な、まるで「雪の女王」なのだと説明する・・・。
そうして、我が家で今まで、事故は発生していない。
これが50%に希釈した「氷酢酸」の入っている遮光ビン。1リットルサイズでーす!

扱いはたとえ、ナチュラルなものでも慎重に。
枠からはみ出なければ、安全に生活が出来る。
重曹でさえ、目に入ったらしみるし、舞った粉を吸い込むといつまでも咳が止まらない。
ナチュラルなものは、自然なものには負担をかけないが、剥き出しの粘膜や使い方を間違えると、化学物質としての「牙」を容赦なく剥いてくる。

気をつけよう、「ナチュラルなもの」=「何をしても安全」と言う図式は成り立たない。
目に見えない小さなウィルスにさえ負けてしまう人間は、多分、決して驕り高ぶってはいけないのだ。

逆に、敬虔な気持ちを持って接すれば、かなり危険なものであっても、私たちは扱う事が出来る。

合成洗剤も、酢酸も、石鹸も、重曹も、何もかも、ぞんざいに扱ってはいけない。
自分の体や、周りの環境、家族の体質など、いくらでも考えることはある。
それらをクリアしたものだけを使えば、生活での不具合はほとんどなくなる。

その真理がなんとなく、形をなして、自分なりに分ってきた時、私は石鹸も精油も、上手く利用して色々なものが、作る事が出来るようになったと思う。
酢酸探しは、私をかなり饒舌に、そして勉強家にしてくれた。

これはいわゆる、「掃除」以外のナチュクリ・・・・ナチュクリ番外編・・・というところかな。