最近、色々な人に出会う。
その中で、「この人、なんか冴えないよね」と言う人と、「すごくステキな人だわ」と思う人に大別できる。
好き嫌いとか、そりが合う合わない、って言うのはこちらに置いておいて・・・・。
ポジテイブに、「ステキな人だなあ」と思う人の場合、まず、着るものがその人に似合ってる場合が多い。
職業も、人によく会う仕事だったり、仮に専業主婦であっても、外の世界に充分に浸って、客観的に自分を見ることが出来る人なのだと思う。
だから、10年以上も前の服なんかは、よほど、礼服とかでもない限り、歳をとっていく自分に似合うわけがないので恐らく着ないのだと思う。
周囲の流行がどうであれ、常に「今の自分」を良く理解していて、「今の自分」を魅力的に見えるように努力しているのだ。
そんな人は、いくつになっても内面が成長しているから、身の回りのことにも気を配ることが出来る。
私より20以上も年上の叔父様たちと話す機会がよくあるのだけれど、本当に、内面を磨いている人は、外面もやはりきれいです。
流行の「オーラ」とでも言うのかな・・・・?
きっとキレイなオーラを放っているんでしょうね。
一方、「どうなんだかなあ・・・」と思う人の場合、仕事などをうかがうと、同じ環境、狭いエリアでの同じような価値観の集まりに所属している場合が多い。
大人として話をする時に、メンバーの変化がほとんど無いということ。
日本の地方公務員などがその典型なのかもしれない。
同じような服、同じようなめがね、同じような髪型、そして恐ろしいことに「同じような人生」!!
これが、欧米の外国の人には多分理解できない部分なんだと思う。
個人の楽しみや、個人の時間の過ごし方を、まるでみんなが同じにして何が楽しいんだい?と言うわけだ。
たまたま同じ、と言うのはまだ頷けるけれど、それを目指しているパセンテジの多さに驚くのだと思う。
私は日本と言う国が大好きだし、自分が日本人と言うことが割りと気に入っているのだけど、個人を大切にしない風土だけは頂けないと思っている。
その部分だけは、負けてるな~と認めざるを得ない。
結果、ご近所で(めちゃ田舎臭いんだモノ・・・考え方が・・・)浮きまくりなのだけど、そういうことにもなれた今日この頃・・・。
思う人には思わせておこう。
なにね、ちゃんと税金払って、子供育てて、仕事して、刑事事件も起こさずちまちま生きてるんだから、何にも恥じることも遠慮することもないと、開き直ったのは30代前半・・・・。
「私は私」というスタンスは私を随分自由に楽にしてくれたから・・・・。
素敵に見えない人達は、外目には、時代遅れの服を着て、髪型さえここ20年ずっとこれでいっています!って感じで、目立ちはしなくて、ひっそり死んでても、「そんな人いたっけ?」と言われ、「へえ、亡くなったの」と、一言で片付けられてしまう人だ。
狭い自分の世界からしかものを見ないから、自分を改めて見直すこともできていない。
このあたりは、性格にもよるかもしれないけれど・・・・。
だから、ある日仕事を定年で辞めた途端、少ない脳の回路が閉ざされて、急にボケたりなんかしてしまうのだろうね・・・。
誰かの記憶に、いい人だったと言う印象さえ残せないのは、少しさみしい気がする。
私自身は、「私のいい印象」ではなく、今やっている活動を、後々に残したいのですけどね。
最近自信を持って言えるのは・・・たとえ私が漁師になっていても、国会議員になっていても、八百屋を切り盛りしていても、デザイナーになっていても、詰まるところ「のんちゃん」だったんだろうな、ということ。
やっぱり白い粉(モチロン重曹よっ!!!)に興味を示し、CPPに入っていたに違いない。
そう考えると面白い。
昔からの友人たちは、100%、口をそろえて「今のあんたは幸せそうやわ~」と言うのだから、きっとやっぱりそうなんでしょう。
実際、クラス会なんかで話していると、「あの時に戻りたい」とか、「あそこでこっちの道を選んでたら今の私どうなってたかしら」というような意見もちらほら・・・・。
でも、私はやり直したくもないし、どんな選択してても「のんちゃん」なので、後の肩書きはどうでもいいかな・・・?
「ライター」は辞めれば消えるし、「お母さん」も、いずれ子供の手が離れると、開店休業に追い込まれるし、「主婦」「妻」も主人がいてこそ・・・一人でいるときにその肩書きは必要ないしね。
ほらね、ほらね、そうして考えるとやっぱり「のんちゃん」しか残らない(笑)
世の中の、肩書きやなんかに影響されやすい人たち、社会でもらう肩書きなんて、所詮、自分を育てるための「肥やし」にしか過ぎないよってこと、気づいて欲しいなあ。
で、「のんちゃん」を育てるためにまた、せっせと活動も仕事もやります!
気づくのに40年かかるもんなのかな、うん!
皆も、いっぱい脳の回路を作って「私」を堂々と生き抜こうね。