2月7日(火)その目は何よりも鋭く強く煌めいている

昨日からずっと一日が続いている。
したがって眠る前に、というこの一筆も、
本日に限っては恐ろしくタイミングを逸している。

でもひとつ、昨日から今日への橋渡しを。

幼い頃から、
ずっと刀を作りたいと思い続けてきた少年が、
澄んだ瞳で鍛冶修行を積んでいる。
いまどき、弟子入りという道を見つけ、
中学を出て一目散に師匠のもとへとやってきた。

熱した鋼は、叩くと水平に火の粉が飛ぶ。
彼のズボンは裾だけひどくボロボロだ。
何度も何度も鎚を打ち下ろす。
筋肉だけのしなやかな体を、
みんな使ってまっすぐに鉄を鍛え続ける。

目をきらきらさせて私のコンピュータをのぞきこむから、
いつかメール友達になれるといいねー、とおしゃべりした。

この春、また彼に会えそうだ。
今朝の電話でいくつか事情が動いてきた。
これはひとつ、フクフク私の心に飾っておこう。

完徹の荒野にも日は昇る。
合掌。