イタリアにいて、日本の味はあまり懐かしくはなりませんが、中華料理が懐かしくなりました。
ラーメンはもはや日本の料理かもしれませんが。。。ラーメンも食べたい!
フィレンツェにラーメン屋さんがあるそうなのですが、アカンボを連れて寒い中を歩きたくないので、夜しか開かないこの店にはなかなか行く機会がありません。
『南極料理人』という映画の中で、ラーメンを食べ尽してしまった隊員同士がケンカをはじめ、ラーメン中毒の隊長が、ラーメン切れで体調を崩した時に、堺雅人演じる調理担当隊員が重曹を使ってラーメンを作るというストーリーがありました。
いつか、試してみようと思っていましたが。そうだ!今だ!
ラーメンの麺を作る時に使われるのはかん水というアルカリの水。鹹湖という湖の水を使ったら麺がおいしくできたことが由来とか。。鹹湖の水はアルカリ性だったそうな。
重曹だけではアルカリが弱いので、重曹を温めて二酸化炭素を排出させて強アルカリの炭酸ナトリウムに変化させるというトリックをインターネットで発見しました。
そうですね。確かに鍋の汚れを落とすとき、重曹を熱湯で溶かして、二酸化炭素を発生させて、泡の力を使って洗浄効果をあげますね。これか!
市販のかん水は炭酸ナトリウムと炭酸カリウムを混合しているものが多いということです。
材料
・小麦粉 470g (小麦粉0を370g、小麦粉00を100g)
イタリアの小麦粉は薄力粉が00、強力粉が0という数字がふられて売っています。
・熱湯 150cc
・たまご 1個(50g)
・塩 大さじ一杯
・重曹 小さじ一杯
1)水を沸騰させ、塩と重曹を混ぜ入れ、二酸化炭素を発生させてかん水を作り、室温に戻します。
2)小麦粉の真ん中にくぼみをつくり、卵を入れる。
3)かん水を入れ、生地をこねる。
4)30分ほど寝かせる。
5)再びこねる。
6)再び寝かせる。
7)薄く延ばして、細く切る。(片栗粉がないのでコーンスターチでくっつき防止)
スープは鶏の骨付きもも肉とショウガ、リーキネギの青い部分を水に入れ、薪ストーブの上に一日置いておきました。
塩と醤油で味付け。
あれ、丼がない。スープ皿で代用しましたが、麺が外に出ちゃってだめだー。
味は。。。
ラーメンはラーメンでしたが、ラーメン屋さんの方がおいしいですね~。まだまだですなー。研究しなくちゃ。
でも南極でこの味に出会ったら、「これだ~」と隊長のようにハッピーになるでしょうね。