除去食を続ける意味

除去食をしていると言うと、よく人から
「栄養偏らない?」
「好き嫌いにならない?」
「アレルギーがあってもチョッとは食べないと抵抗力つかないんじゃない?」
とか・・いろいろ言われます。
まぁ、知らないから言うのでしょうが・・・まず、栄養偏らないように気を使ってます(笑)
「え、牛乳飲まないの?カルシウム足りなくなるよー」
牛乳以外にカルシウムをとる方法は沢山ありますよね。

それと、好き嫌い・・
「アレルギーで食べない」のと、「好き嫌い(偏食)」とは別物!!

一番分かってないなーってあきれるのが・・最後の質問・・
「抵抗力つかないんじゃない?」
アレルギーは、体を守る免疫“抗体反応”。。。つまり「抵抗力」が暴走しているんです。
除去は完全にしないと、「チョッとだけ」でも抗体は作り続けられます。
考えてみてー、ワクチンは抗体を作るためのもの。
たった数ミリ接種するだけで、ばっちり抗体が出来るじゃないですかー。

たまごアレルギーの女の子がいて、お母さんが
「玉子焼きとか、卵そのものは頑張って食べさせてないのー
だから、クッキーとかパンとかに入ってる卵ぐらいは良いかなと思ってー」
って言っていた・・
結構こんな考えの人が多い。
「チョッとは食べても良いよね」
薬を飲ませて、除去は中途半端、生活環境も整ってない、、、
「難しいし、そこまで出来ないよねー」って大抵言い訳する。
そんな人の子供は、肌がボロボロ・・
子供をこんな状態にして、よくそんな言い訳するな・・って悲しくなる。

一度作られた抗体はずっと存在するか?答えはノー。
子供の頃に予防接種したものでも、大人になると抗体が消えているものが多いですよね。
例えば、、
ハシカのワクチンを接種しても、ハシカに罹らず何年かたてば、
ハシカ用の抗体は製造中止になってしまう。
除去は、アレルギーを起こす抗体を、製造中止にさせるためにとる手段。
何年で抗体が消えるか・・それは個人差があるでしょう。
でも、薬を飲むより、確実で安全な手段。

アレルギー&アトピーは免疫の暴走、
免疫が崩れると、自律神経、内分泌(ホルモン)系も崩れます。
健やかな成長は望めなくなる、と言う事になってしまいます。
「難しい」って言い訳は「面倒クサイ」って言ってるのと同じ。
除去をするためには、手間を掛ける時間と、良質な食べ物が必要です。
苦労を少なく続けるためには、時間とお金を上手く切り盛りして、賢く毎日をすごす事がポイントです。
最初は大変でも、慣れると大した事じゃ無くなります。
しっかりアレルギーをコントロールしてあげるのが
大人(両親&じいちゃん&ばあちゃん)の役目だと思いませんか?