「一曲の歌が人生を変えた」って経験ありますか?
何だか大げさな感じだけど(笑)らぎーはあるんですよ。父親の強い勧めで留学(最終的に決めたのは私ですが・・)
希望していた進路とは全く違っていたし、
英語は大嫌いだったし、
理系なのに留学してどうすんのーってまだわだかまっていたし、
ホームステイ先は滅茶苦茶な家庭だったし、
小さなトラブルが続いて、ストレス溜まって
「来るんじゃなかった、こんなとこ居たって意味無い、アメリカなんか大嫌い」ってしか考えられなくなってしまった・・
いつもカフェテリアでポップコーン買って、つまみながら勉強する。
その日も、いつものようにポップコーンのカートの前まで来た。
「どうしたの?泣きそうな顔してー」不意に日本語で尋ねられて、
心の中のストッパーが外れて涙が止まらない。
ポップコーンを売っている人は、訛りの無い流暢な英語を話すのでアジア系のアメリカ人だと思ってた。
事情を話すと、その人も高校留学で同じ経験をしたらしい。
「もう絶対帰りたい」
じゃー餞別にって、湖の公園まで連れて行ってくれた。
エメラルドシティーと呼ばれているだけあって、美しい場所は沢山ある。
その公園もその一つ。のんびり歩いて過ごすのかと思いきや・・
その人は、立ち止まっていきなり大きな声で歌いだした。
HEART の「UNDER THE SKY」
ジョギングやお散歩中の人たちが集まり、あっという間に輪が出来た。
It’s all right, let it go
shake the world off your shoulders
you have the perfect alibi
jusut because the world is wide
out under the sky
力強い歌声に手拍子が始まって、引き込まれていく感覚は初めてだった。
その当時の私の英語力で歌詞を理解するなんて出来なかったけど、
歌はぐっと響いてきた。きっと曲と、歌っている人と、聞いている人の力が
後ろ向きだった私を引っ張ってくれたんだ。
そうそう、「どうして私が」「どうしてこんな事に」って考えたって
何も解決しないし、始まらない。
「どうすれば楽しく解決できるか」って考える方がラクチンだし建設的ー
この曲が、お気楽らぎーの誕生!の瞬間なんですねー
今日、スッキリ晴れた夏の空とそれを映す水面を見て
19歳の夏を久々に思い出しちゃいましたー
イカンイカンー体調が悪いと愚痴&後ろ向きになりがち・・
のんびり、ゆったり、お気楽に前進あるのみー