壁にあたる

建築中の壁にルナファーザーやオガファーザーって言うケミフリーの壁紙を張る予定だったけど・・
張るにはのりが要る。糊は化学のりが多い・・自然な糊も売っていますが、防腐剤が入っていたりします。
防腐剤の入っていないものもあるけど、高温多湿の日本だからカビが気になります・・
設計の段階からずっと迷ってて、いよいよ内装をどうにかしないといけなくなってきたー
紙を張るのを止めて、珪藻土を塗ろうかなー
でもー珪藻土ってただの土ー
土って水で練って壁に塗って乾いたら剥がれてきますよねー
壁に使う珪藻土は剥がれない・・
なぜなら樹脂やなんかが入ってて接着しちゃってるからなんだって。
「自然住宅」って謡ってる所はやたら珪藻土を使ってるけど、結局化学物質たっぷりじゃんー
サンプルを頂いて塗ってみたところ、それほど強い臭いもなく使えそうでしたが・・
壁の面積と暴露される時間を考えると避けておく方が無難だと判断ー
うむむー壁の仕上げどうしよう・・・
漆喰は素人には塗れないって避けてきたけど、そうもいかないかなー
昔ながらの化学糊の入っていない漆喰を探すことに。
漆喰ってどうやって固まるのか今まではっきりと知らなかったらぎーは
その仕組みを知ってびっくり!
原材料:石灰石・CaCO3を焼成(焼いて炭酸ガスを出させる)

生石灰・CaO
水を入れる

消石灰・Ca(OH)2
海草やスサなんかを混ぜる

しっくい

壁に塗られた後、空気中の炭酸ガスを吸収して元の石灰石に戻ろうと硬化するー
(丸京石灰さんからの資料)

誰が見つけたんだろうー。石鹸の反応を知ったときと同じ驚きー
古くからある「化学反応」をさらっと使いこなした自然に優しい物。
それに、漆喰はアルカリだから手垢とか着きにくいしねー
めちゃくちゃ気に入りました。
でも、問題はやっぱあるんですよねー
昔ながらの施工をする人がほとんどいない、
それと・・天然のものだから食いつきが悪く(糊が強くないって事)
下地に食いつきを良くするためのものを塗らないとだめ。
その下地が問題なんだー
メーカーさんにサンプルを送っていただいて、試さないとなんとも言えない。
サンプルを試すために養生して体調を整えるー
明日あたりテストしてみますかね・・
験体になるのも楽じゃない
倒れたら土日で回復させて、
苛酷な環境の卒園式には万全で行かないとねー
入学準備もあるし・・しっかりしなきゃ!