夏休みの自由研究、お酢の還元作用を実験しました

ビネガーの5つの作用は、
(1)浸透・剥離・溶解作用
(2)抗菌作用
(3)消臭作用
(4)リンス作用
(5)還元作用

この5つの作用のうち、
よくわからないのが「還元作用」。

「還元」と聞くと、「円高還元セール」しか思いつかない私。(^^ゞ

これじゃいかん! ということで「還元」の定義からお勉強してみました。還元の反対語は「酸化」。
酸化は「錆びる」という言葉でよく使われていますが、
鉄が酸素に触れて錆びて「酸化鉄」になることです。
つまり「酸素と化合する」ことが酸化です。

還元はその逆。
酸素を手放してサビをとること。
酸化鉄を元の「鉄」に戻すことが「還元」になります。

ん~、理屈は分かるけれど、
本当にお酢でサビがとれるのか?
ってことで、プチ・実験!

酸化鉄でなくても、酸化銅なら、お財布に入っています!

10円玉と5円玉で、ビフォー・アフターがわかるように複数枚用意します。
10円玉は「青銅(銅 95%、亜鉛 4%~3%、スズ 1%~2%)」、
5円玉は「黄銅(銅 60%~70%、亜鉛 40%~30%)」になります。

10円玉と5円玉の半分を比較用にそのままとっておいて、
もう半分を容器に入れ、市販の穀物酢を原液のまま注ぎました。

酢に漬けています

待つこと10分。
見た目にもだんだんきれいになっていくのが分かります。

そして、これがビフォー(下)・アフター(上)。

ビフォー・アフター

写真ではちょっと分かりにくいのですが、
10円玉も5円玉も、明らかにきれいになっています。輝きが違う!

そう、これこそが「還元」作用。

10円玉にタバスコやレモン汁をかけるとキレイになるということは、私もかなり以前から知っていて、
学生の頃に、ランチに入ったお店で10円玉にタバスコをかけてキレイにしたことがありました。
それがまさに「還元作用」だったのですね。
効果は知っていたけれど、言葉としては知りませんでした。

酸化と還元を改めて勉強し直して、今度こそよく理解できました。

そうか、サビがとれるのか。。。
私の体のサビ、アンチエイジングにもお酢が役立ちますように~。(-人-)