ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その④

洗いの工程が終わったものがトラックで入荷。

輸送段階で汚染されないよう輸送に使用されるトラック
は洗剤を使用して洗ってはいけません。
運送会社はオーガニックコットンが汚染されたり、他の
ものと混ざらないよう有機JAS法の管理基準に基づいて
管理している事を宣誓供述書にサインせねばなりませ
ん。
運送会社さんまでとは驚きました。

農場を出てお客様の手元に着くまでにオーガニックでな
いコットンが混ざったり、船やトラック等輸送段階や製造
段階で汚染されてはオーガニックとは呼べないのです。

一般的にオーガニックコットンとして販売されている商品
はトレーサビリティが取られていないものが多く、例え
原綿がオーガニックであっても最終製品になった時に
有害物質に汚染されていたり、一般綿と混ざってしまっ
てオーガニックコットン100%と書かれていても実際の
商品がオーガニックコットン100%でなくなってしまって
いる場合も多々あるのです。

こちらアオイ整染さんでは乾燥工程を行っています。
水分を含ませる加工を施した後、大型の衣類乾燥機の
ような機械で乾燥させます。
水分を含ませる加工を施す事でよりボリュームが出て
ふっくらするそうです。

乾燥

乾燥機の下にたまった生地から抜けた糸くずなどを手で
取り除いた後、エアガンとオーガニックコットンの生地を
使ってさらにきれいに清掃します。