ちょっとした事を楽しむ(2011.5.10)

人生、色々なことがあって、まあ、今は大変な時なのだけど、それでも、流され続けるのはしゃくなので、どんな中でも、楽しみは必ず見つけることにしている。
多少の不幸にめげても、その中から、何か掴み取らなければ、起こった出来事を無駄にしてしまう。
仕事に逃げるのは、もっとも安易で、妥当な方法だと、しみじみ思う。
目前にある「何か」を、しっかりとやり遂げ、次につなげる為にはどうすればいいのだろう。
「なるようにしかならないよ」と、私の人生の中で出会ったある人はそう言った。
でも、その人は、いつも、前を向き、やるべきことを行い、天命を待つ、って感じの生き方をする人だった。
清清しくて、憧れてしまうような人、今も、そう。
「ちゃんとした子供時代を送らなければ、ちゃんとした大人になれないし、今ある何かを蓋して通り過ぎたら、それは追いかけてくるよ」と言った。
「今ある何か、は、じゃあどうすればいいの?」とアホな私は彼に聞いた。
「こっちから蓋開けて、追い立てて、追いかけ回すんだ!通り過ぎるときに視界にさえ入らないように、こっぴどくね!」と、そんな言い方をしたのを覚えている。
それは、何だって、全力投球でやれってことなのだけど・・・・そうしたって、うまく行かないことは多々あるけど・・・・やりもしなければ、絶対に成功なんてありゃしないんだってことを教えてくれた。
彼との付き合いも、20年にもなろうとしている。
私は、恵まれた出会いの中で、物事の楽しみ方を、たくさんの人たちに教わった。
私は今、家事を楽しんでいる。

生活の中の仕事は、もっとも身近で楽しめることなのだ。
今日も、私は、チリやホコリやカビを追いかけまわし、先回りして、とっつかまえ、満足している。
私の家事とは、既に、楽しみと化していた・・・・