知人のお子さんの誕生日があったり、それこそ、周囲で続けて出産があったりして、おめでた続きで、春爛漫の私・・・・。
自分が子供を出産した時を思い出してみるけど、なかなかリアルには思い出せない。
「~だったかなあ・・・?」
って、程度。
かなり、第三者的には覚えているんだけど、主観的じゃなかったような気がする。
不安がすごく大きかったので、喜びとの間でかなり揺れていた・・・。
上の子が生まれて1年間の間、香川県の猛暑渇水、阪神大震災、オウム事件の数々・・・・と、小さな子供を抱えながら、暗いニュースが耐えなかった。
だから、幸せなのに酔えないようなムードで、常に「死」を意識していた、グルーミーな私・・・。
ニュースを見ると、必ず自分の子供と重ねてしまって、死んでしまう想像をしたり、夢を見たりして、精神がヘロヘロになりそうなこともあったなあ・・。
今思えば、子育ての不安やそんな諸々が、そういう形になって、私の体から噴出していたのだろうけれど・・・。
結果、今もって元気な我が家のナチュクリボーイズは、杞憂に終わって何よりであるけれどもね。
一番遠そうな「生」と「死」は、でも、一番近いところにあって、背中合わせになってるんだと思う。
命がけの出産と言うのは本当で、これほど医学が発達していても「絶対」というものはない。
無事生まれても、そのあと、事故や何やかやに巻き込まれないとも限らない・・・こんな世の中なので・・・。
杞憂と言ったけれど、大人しいと思っていた長男でさえ、外科に怪我で3度もお世話になり、今も時折病院のお世話になる・・・。
下の子は、年が2歳も下なのに外科4回だ・・・頭は2回縫っているし、腕も足もギプスのお世話になった経験アリ!なのだ・・・・そのどれも、たまたま怪我で済んだけど、一歩間違うと・・・・というものなんだもの。
親やってると、本当に肝が冷えること、多々あります。
でも、成長を何かの形で見せてもらえると、うれしくて、喜びで胸が一杯になります。
結局、トントン!なのです。
限りある「生」の先に、「死」は必ずあるけれど、終りがあるから輝けるし、限界があるから力を出せるのではないかな・・・・?
世の中の暗い部分と、行き着く先の「死」ばかり見ていると、人生ってなかなか楽しくなってこないと思いますが、道草を楽しみながら、たまには他の人の道(人生)も見つめながら、自分の生を、目一杯一緒に楽しみましょうよ!
小さな命を抱えている、世の中のママ達・・・その命は、親として守れる限り守ってあげなきゃならないけど、そんなに長い間じゃないです。
たくさん抱きしめて、たくさん愛してあげてくださいね。
もう我が家のボーイズは、親をうっとうしがっています。勝手に離れて行っています。あっけないほど、あっという間に成長してしまいました(色々あったはずなんですが・・・・)。
本当の独立まで、もう、そんなに遠くもないのでしょう。
残してくれた思い出は、色褪せることなく、私の手の中・胸の中にたくさん残っています。
親孝行は3つまで・・・・とはよく言ったもので、もう、我が家の子供たちは親孝行とっくに終わっていました。
真っ只中の方、これからの方・・・そのかわいらしい、愛しい命からもらえるたくさんのパワーと思い出をしっかりと刻んでくださいね。