廃油石けんを作る(2008.1.27)

今日は、講師です。
先生達に「先生」と呼ばれるのはどうにも気持ち悪いんですが・・・・。
(「先生」と呼ばれるのって、下手するとバカにされてるような感を持つのは私だけなんでしょうか・・・・?そうとだけは呼ばれたくない・・・・みたいな・・・・)

近所のお店から、たくさんの廃油を分けていただいて、母親部の部長さんのFさんがキレイに漉したという・・・。
たくさんの手間と愛情の詰まった廃油は、ほとんど透明になって、石けんになるべく、びしっと待ってました。

廃油石けんって私は大好き。
いちいち、丁寧に苛性ソーダを計る必要もないし、温度とか湿度とか、厳密じゃなくてもいいので・・・。
苛性ソーダの扱いだけ、気持ちをピシッと引き締めてかかれば、まず失敗はない。
ペットボトルで作れば、洗い物も最小限、しかもラクチン♪♪♪
おうちの中の困り者の廃油が、生活に役に立つ石けんに生まれ変わるなんて、なんて面白いんだろう・・・といつも思う。今回は、冬ということもあって、鹸化がゆっくりだ。
固まらないかも・・・・みたいな恐れがあるほど、ねっとりと、ゆっくりと混ざっていく。

2リットルのペットボトルで、1リットルの廃油を石鹸に作る為、振ってくれる保護者。
子ども達は500ccのペットボトルで、100cc分の廃油で作っている。

少し気になったのは、苛性ソーダは危ないという話をして、危険を伝えても、伝わらない子どもがいたこと。
危ないから寄っちゃダメ!と、何度言っても果敢にチャレンジしてくる・・・・(何に対しての挑戦なんだよ!)。
自分勝手な思い込みで、安全なのだと心のどこかで思ってるような仕草が気になった。
親も、笑いながら注意をするので、余計に上手く伝わらない。
私が怒った顔で注意をすると、少しは離れるけれど、親の表情を確認して、また手を出す。親が本気で危ないと言ってない事を表情から読み取るからだ。

「骨、溶けるって言ってるだろが!!!」
「失明するって言ってるだろが!!!」
「子どもちゃんと見とかんか!!!」

・・・その時の、のんちゃん心の叫び声です・・・はははは・・・。

さすがに、思っていてもその言い方は怖いので、(一応私も大人だし・・・・)も少し丁寧に言いましたけどね。
このところ、色々なところで、優しくすればつけあがる、きつく言えば引く・・・って感じを味わっている。
扱いの面倒な人が増えてるんでしょうかね。(え?私が一番扱いにくいって?道理!)
本当に守ってもらわなけりゃ、石鹸作りは楽しくないものになってしまうし、仮に事故でもおこったら「危険」というレッテルを貼られてしまうのです。
こんなに楽しいものなのに・・・・。
でも、結果は上々、空気を察知した部員さんが上手にフォローをしてくれて、説明に徹することができました。
そして、次々仕込んで、バザーで売られていくことでしょう・・・。
みんな買ってね(笑)
本当は許されるなら、石鹸を使うことの意味、重曹を使うことの意味・・・もちょっぴりやりたかったんですけどね。
それは次回の課題と致しましょう。
ちゃんちゃん!