鬼のような、
という形容詞がよく似合う週明け。
山盛りのタスクを、
締め切り順にこなす。
それしかないのです、
お許しくだされ。
ご迷惑をおかけしている方々に、
心の中で深く詫びつつ。
標高1600メートル弱の由布岳を仰ぎ、
先週見た空。
目で見たときは、これほどの青と思わなかった。
アナログのフィルムだけでなく、データの中でも、
空気の薄い空間は青が強調されるんだなあ。
視覚の自動調整機能が働くから、
本当の景色の記憶は写真の中にはなく、
その場に行った者にしか与えられない。
水色の溶液の中を泳ぎながら、
その水を透明と思い込む生き物に変質していたことを、
あとで知るのだ。そこを脱出してから。
けれども、今泳いでいる水が、
色付き水でないと誰が保証できるだろう。
当たり前が当たり前でないと、
経験知から学ぶようになれば、
人間、相当な進歩を遂げるだろうに。
61年前の昨日、広島に原子爆弾が落ちた。
今泳いでいる水が透明だと、
誰が保証できるだろう。
合掌。