知人が、コーヒをくれた。
そのヒトも誰かからもらったんだけど、コーヒーを飲まないヒトなので、すぐにこちらに回ってきた・・・・。
我が家では、最近、「和樂」の炒りたて豆(そして、深入りがうんまい!!!!)のコーヒーしか飲まなくなっていたので大体どこのを飲んでもあまり美味しくは感じなくなっていて・・・・。
袋を開けると、全国的に有名なス○バのコーヒーだった(賞味期限はまだ大丈夫!)。
空けた瞬間から、でも、すでに、香りが違う・・・。
昔は、あれでも美味しいと思っていたからなあ・・・。
ブレンドの技術は確かにね・・・さすが・・・と思うけど、やはり、浅炒りすぎるのだ。
キリマンジャロなんかをブレンドされたものだと、その酸味はほのかなはずなのに、私の舌には突出して「酢ッパ~(>.<)」って感じてしまう。
ナチュラルな生活を始めて、色々副産物があるけど、敏感になった味覚はそのひとつ・・・。
決して鍛えてるわけではないのに、いろいろな素材の味や、旨み成分を舌が感じるようになり、人生数倍楽しい気がする。
一番、味覚をバカにするのは、生クリームとか、白砂糖なんかだ・・。
甘ったるいものは、香辛料以上に味覚を麻痺させる。
まさに、「口に甘きは腹中で災いをなす・・・」だ。
自分も相方も子供達も、この辺のものを使ったお菓子を食べる回数と量は本当に激減していて、するめや小魚、せんべいなんかを食べてる・・・なんだか渋いファミリーになってしまっている・・・。
でも、味覚が敏感になるというのは本当にいいことで、体にとってマイナスな物を、かなり見分ける事ができる。
目には美味しくて、かぶりついても、たくさんは食べられない・・・。
とにもかくにも、相方が出張でいないので、その豆を自分で淹れてみた・・・・。
「うぐ・・・・」
香りも味も、思ったとおり、数段落ちる。
お湯を回しかけた時の、膨らみ加減がまったく違う。
ああ、天下のス○バでもこんなものか・・・・。
いっそ、安いネスカフェや缶コーヒーなら、その値段との折り合いで、そうだよな!と思ったりするのだけど、そこそこするはずのものがこれではね・・。
一般アメリカ人の味覚はやはり一般日本人ほど発達してないんだなと思う。
中には、料理人だとか、ソムリエだとかという職業だったりして、そうでないヒト、そりゃいるでしょうけども・・・。
でも、料理文化の薄さには、辟易する。
今のアメリカで食べたいものって・・・・ないもんなあ・・・。
続けて食べられるものが、あまりないんだね、ボリュームと脂っこさで・・・。
やはり、普通の家庭の食卓で、四季折々の旬を感じる料理を出す日本という国の料理は、世界に誇れるレベルのもんじゃないかと思う。
すっかりアメリカナイズされて、ファストフードが幅を利かせている日本では、そんな風になってる若者も多いと聞く。
嘆かわしい事だね。
こんなにも美味しいものがたくさんある国に住んでいて・・・。とくに、あのバターたっぷりのお菓子やざっとした味のパンにはこういう味のコーヒーしか合わないのかとも思う。
このコーヒーを一口飲むと、安っぽいお菓子を食べたくなる。
そんな味だ。
ここ最近まで、コーヒーは苦手だったんだよね・・・美味しいものになかなか行き当たらなかったから・・・。
しかも、袋を見ると、ビンテージかなんかだから、これって結構高いのでは・・・?
出来上がりを3口はなんとか飲んだけど、それ以上はちょっと・・・無理・・。
味もそうだけど、とにかく香りが足りなさ過ぎる。
満足するくらいの香りをたてようと思うと、この豆だと、3倍はたっぷり必要だ。
でも、3倍も入れると今度は味が濃すぎて飲めたもんじゃない・・・。
難しいよね、コーヒー道。
いつも飲んでるコーヒーは、何故か、和菓子を食べても邪魔をしないくらい、雑味がなくて、お抹茶なかんじなのだ。
ギリギリまで冷凍しておいた豆を、寸前にミルで粉砕するから香りが逃げない。
最近は相方、何を思ったか、ネルドリッパーで入れてくれるので、ペーパーのニオイもせず、本当にコーヒー屋さんのコーヒーの味なのだ。
これはすごい!
ブラボー相方!
そういう趣味ならいくらでも許しちゃうぞ!!!
で、この不味いほうの豆だけど・・・・
ん?捨てるのかって?
まさかまさか!そんな勿体無い!!!
これは、しっかり小鍋でグラグラ煮立てて、コーヒー石けんに生まれ変わってもらいます。
それこそ、何倍にも濃くしてね。
我が家では、食べ物はやばくなる前に愛犬に、こういうものは石けんに・・・気付くとかなりエコロジーなサイクルになりました。
ゴージャスでリッチなコーヒー石けんができそうです・・・。
廃油石けんに混ぜると、かなり消臭してくれて、優秀なキッチンソープになるしね!
そういう意味で、我が家に無駄はありませんゆえ、またいつでも頂戴ね(^_-)余っている皆様!
夏に頂いたU○Cのアイスコーヒーセットもそのように消費されました!
リサイクラーのんちゃん、と呼んでくださいませ!なんちゃって!