風邪なんて、抗生物質効かないよ・・・・なんて、ブログに書いたら、友人から直メール・・・。
「何でよ??小児科で出してくれるでしょ?効かないって何????」
それはね、既に日本呼吸器学会でもガイドラインに書かれてることなのよ~^_^;
SARSとか、いろいろ感染症が流行ったからね・・・。
抗生物質はインフルエンザ及び、ウィルス性の感染症には効果がないから、処方を控えるように、というお達し・・・。新聞にも載ってた。
やっとこ日本も先進国の仲間入り?とちょっと喜んだ。
でも、知らない人のほうが絶対多い!と言い切る友人なので、ではまあ、ちょこっとブログに書いてみよーと思ったのです。
ちなみに、もしも、まだ気軽に抗生物質を出してるようなら、その病院は粗悪だから、気をつけたほうがいいって!
しっかり子供に出された薬のペーパー、何が入ってるのか確認してくださいね!
抗生物質は細菌には効果的だけど、ウィルスにはほとんど効かない。
それは、細菌とウィルスは体のシステムが決定的に違うからだ。
(Kさーん、これ、一緒に生物で習ったじゃんよ~^^;思い出して~)細菌は自分の細胞を持ってるけど、ウィルスは細胞を持たない。他の細胞に入り込んで自分のコピーを作らせて細胞を乗っ取り、殺してしまう。
面白いことに、専門的には、生物と非生物の間の定義らしいんだよね。
生き物とそうではないもの・・・・。
だから、抗生物質は細菌ではないこのウィルスを攻撃できないと言うわけ。
人の細胞と言う認識しか出来ないので。
もともと抗生物質は人体への毒性はさほど強くなく、でも細菌に対する毒性が強いので重宝がられているんだから・・・・・。
(そういえば抗生物質最強のバンコマイシンでさえすでに耐性菌が出現したって、一頃前、新聞で騒がれてたよね・・・。)
抗生物質を飲むと体で何が起こるかと言えば、体の細菌をやっつけます。
自分以外の細菌をやっつけるんです。
人は、細菌まみれです。外側も常在菌だらけですし、腸内に至っては腸内細菌がいます。
絶妙のバランスで私たちの体は菌に守られているのです。
悪玉菌もいますが、それをちゃんと抑えてコントロールする善玉菌も適当な数いて、健康に貢献してくれているんです・・・・が、ががが!
抗生物質は、自分以外の菌を全て敵とみなして攻撃を仕掛けますから、モチロン悪玉菌をやっつけますが、善玉菌も同じだけやっつけてくれちゃうわけです。
この悪玉菌と言われる細菌は、無菌状態になった土壌で、善玉菌より遥かに速いスピードで増えることが出来ます。
また、耐性を作り、今使ってる抗生物質では効かなくなります。これはかなり速いスピードで行われますから、実のところ、一週間分とかいって出される抗生物質の半分以上はすでに、効かないということになります。
むしろ悪い影響を与え続けているのです。
軽い風邪で、病院に行ったら、重症になってしまうトリックはここにあります。
一旦無菌になっている体は、他の悪玉菌にとってはこの世の春を謳歌できるパラダイスなのです。
だって誰もいないのに、栄養たっぷりのご馳走まみれなんですから・・・・。
風邪がすっきり治らなかったり、治ったと思ったら他の症状が出てきた・・・なんていうのはまさに耐性菌が巣食ったか、他の菌を自分の体で培養してあげたかどちらかなんじゃないかと思います。(私もよく培養してあげてましたわ~過去・・・・^^;)
だから、病院で抗生物質をもらったら、よく、乳酸菌のお薬も一緒に処方されてると思います。
良い菌も殺してしまうわけだから、ダイレクトに攻撃を受ける腸内環境は最悪になります。
子供だと、顕著に下痢・便秘、腸壁が炎症をおこすと湿疹も出てきます。
腸から毒物を排泄できなくなるので、尿や汗、皮膚から出ようとするんでしょうね・・・。
それを予防すると言う意味合いがあるのですけど・・・・正直、ガイドラインに書いてる通りで、飲ましたってほとんど効かないんだったら、最初から飲ませないほうが体のダメージは少なくて済むんです。
既に自分と我が子で体験済みです。
だから、栄養ドリンクでも飲ませるみたいに、気軽に抗生物質を処方する日本の医師は国際的には問題視されるわけ。
もっとも、患者もそれを要求してるから(薬を出さない医者は信用しないと言うような風潮・・・)まあ、こちらサイドにも責任はあるんだけどね。
一方、風邪と呼ばれる症状のおよそ、8割から9割はウィルスの仕業。
一部の特別な細菌が引き起こしたものもウィルス性の風邪と症状は似ているから、こちらになった場合は抗生物質を使う意味があるのですが、比率とそのデメリットから考えても、抗生物質はかなり注意をして扱わなければならない物質だと言うことが判りますよね。
この理屈を分かってなくて、上の子のときも、自分自身も、薬浸けになり、勝手に虚弱になって行ってたんですよね・・・ワタシとコドモ・・・。
あの頃はナチュクリとは縁遠い生活を送ってました。
下の子は、家族の中では一番虚弱な生まれなのに根丈夫なのは、ナチュラルライフを学び、薬をほとんど与えず育てたからなんです。
ま、最初はあんばいってのが分からず、びくびくでしたけど・・・。
だんだん、それが分かってくると、自信を持ってトラブルと戦うことが出来るようになりました。
お薬の代わりに、風邪の時は良質のビタミンCとハーブの投与、ひたすら免疫力と体温を保持します。
善玉菌クンには待機していてもらうんです。
尿や便、汗は戦い終わったイロイロな残骸たちを外に押し出してくれる大切な機関ですから、待っててもらいます。
それでも、ひいてしまったら、精油と湿布、ハーブ。
ひどくなったら漢方薬。
治りばなにはお腹の菌も喜ぶ消化のいい食事。
今は家族みんながこの処方。
植物の力をしっかり借りて、病院知らずで過ごしています。
でも、重病だったらどうすんのよ!
うんうん、そうだよね、心配だよね。
いつもの方法が効かなければ、それは緊急事態。
そういう時はあっさり病院へ行きましょう!
でも、些細な感染症のウイルスの為に、命まで差し出さなくていいっていうお話をしたまで!
死ぬほど苦しいのに我慢大会をするという極端なお話ではないんです。
私の持っている本の中で、マギー・ティスランドさんがいい事言ってました。
「風邪は1匹の蚊のようなもの、一方抗生物質は原子爆弾のようなもの、あなたはたかが体に止まった1匹の蚊を倒すのにそんなものを使うのですか?」
その言葉で、はっと目覚めたのんちゃんでした。
誰が可愛い我が子に、爆弾なんか落としたいでしょう?
くどいようですけど、まあ、でも、極端に走りすぎないよう、くれぐれも、いつもと違う症状が出たらちゃんと診察してもらいましょうネ。
モノによっては指定伝染病(はしかとか水疱瘡とかね)のこともあるので、人様にうつしてしまうこともあって、はた迷惑なので・・・。
これはさすがにぶつぶつが出て、すぐ分かるでしょう。
うちでも、おたふくの時は、病院行きましたよ。
欠席するのに、診断書と、母子手帳なんかにハンコが要るんで・・・・^^;
でも、べったり一緒だったのに、下の子にはうつらなかった・・・。
恐るべし、第2子の免疫力!
最後に・・・・薬は、草冠にラクと書きます。
植物パワーは、ゆっくりだけど爆弾よりも穏やかだけど、私たちの体を緩やかに健康にしてくれます。
アロマでも、漢方でも、入り口はどこでもいいから、生活に少し取り入れてみましょうよ!
さ、今日のブログはおしまい!
お休み~!