先日、葬儀やお通夜のお手伝いに行っていたことはブログでご報告済み。
そこでの出来事・・・。
まあ、とにかく、普通のお宅なので、多分、そうだろうとは思っていた。
とても整理整頓されて、あまりにきれいな台所に驚いたけれど、でも私には耐えられない事がひとつ・・・。
ナチュクリをされている方にはもう、お分かりだと思うが・・・そう、洗剤なのね、洗い物が・・・。
これは、もう、ずっと忘れていた事だけれど、私の手は、そこでのたった一度目の洗い物で悲鳴をあげた。
ナチュクリを始める前、食洗機を使おうと使っていまいと、ほんの少し直手で洗い物をすると、この主婦湿疹と言うものに悩まされた時期がある。ハンドクリームを塗っても塗ってもいつもカサカサで、ゴム手をはめればはめたで、そのパウダーで荒れた。
カサカサの下から湿疹が出来て、痒くて痛くて、たまらなかった・・・。
その時の感覚が、その一度の洗い物で蘇ってきた。その洗いものが終わるが早いか、「すみません、ちょっと家に忘れ物をしたので取りに帰ります」という言葉を残して、自宅にダッシュ。
家に着くと、すぐさま、液体石鹸と重曹とお酢を取り出し、クリームクレンザーを作成してタッパに詰める。
そして、シェイカーに入った重曹と、ビネガースプレーと、アクリルたわしをポリ袋に放り込んで、またとんぼ返り。
他のお手伝いの人たちに「私、合成洗剤がダメなので、これでやらせてください」と切り出す。
みんな「?」と思うけれど、別段困りはしないのでそれで構わないということになる。
一緒に洗い物をしている人たちや、周りで見ている人たちが驚く。
お通夜などで出すお料理は、ほとんど油モノがないので、熱めのお湯を洗い桶にためて、そこに重曹をひとまわし。
汚れ物が来ると、そこへどんどん突っ込んでもらう。
こびりついたものだけ、クリームクレンザーであとは、重曹水に浸けて、ほんの少しの重曹をシンクに落とし、ちょいちょいとつけてこするだけで、お皿はピカピカになる。横に、狭い幅のシンクが着いているタイプだったので、そこにほんのひとまわし、ビネガーをたらしたゆすぎ様の水ためを作る。
今度はそこへどんどん放り込んで、一気に栓を抜いて、流水で軽くすすぐと出来上がり。
本当は、これでは私は物足りないのだけれど・・・・だって、きれい好きな人は、これらの作業を、食べ終わってすぐ、時間を与えずに遂行する。
本当は、重曹に漬け込むのはもっと長い時間が望ましいのだ。
そうすれば、シンクに重曹をたらしてこする必要もないのだけれど、皆、合成洗剤的な考えしかないので、こうなってしまった。
それでも、100%の実力を出させてあげていない重曹なのに、皆が驚いた顔をした。
泡切れがよく(当たり前だけど・・・・^_^;)、ゆすぎが短時間で、しかもピカピカになる食器たちに驚かない人はいない。
手は荒れないし(むしろしっとりした人も・・・)、ヘンな匂いもしない。
このお手伝いの人の中には、以前、うちのおばあちゃんが重曹を分けてあげて、きれいに鍋の焦げが取れた人がいた。
小さな頃から私をよく知る、幼馴染のお母さん。
だから、その威力は、証明済み。
私よりも熱心に、いかにすごいか説明してくれている。
ついでに、ビニールのテーブルクロスカバーもちょいっとクリームクレンザーでこすったら、そこだけ新品に戻ってしまった。
汚れを巻き込んだ茶色の重曹にビネガーをスプレーして台拭きで拭き取ったら、何も残らず、汚れだけが取れたのだから、それは驚いたろう。
そうして、いよいよ、重曹ってすごいでしょ・・・・と熱く語るのんちゃんがいたのでした・・・いつもの事とはいえ、重曹の事を話し始めると、本当に止まらないので困ってしまう^_^;
茶渋も、長い間使っていないからくすんでしまった食器も、すっかりピカピカ真っ白になって、お通夜のお料理は次々と、つつがなく、皆様に運ぶ事が出来たのです。
そして、食べて終わった食器も、調理道具も、まな板や包丁も、すっかりきれいになって、また、次に気持ちよく使えるのですもの・・・。
そのうちの2人ほどが、まだお若く、熱心に聞いてきて、そんな事にも、こんな事にも、幅広い使い方のできる物質である事に驚愕した。
目前で行われている事は、まるで手品のようで・・・と言われて、おかしくなってしまったけれど、それはそうなのでしょう。
まだまだ、私の努力が足りないけれど、こうやって、自然に、無理なく広めていく事は可能なのだ。
たまたまだったけれど、こういう機会、これからも大切にしたい。
ちなみに、悲鳴を上げた私の手、ハンドクリームを塗り倒して、ようやく健康を保っています。
ああ、恐かった・・・^^;