東京に戻る新幹線の中。
たまっている書き物や資料整理を行おうと、
この移動中たくさん持ち歩いたにもかかわらず、
眠い。パソコンのキーの上に手を置いたまま寝ている。
諦めて眠ると早いのだろうが、
今週中に連絡を取らなくてはいけないものを数え、
ときどき眠りの地平に墜落しながら端末をいじり続ける。
駅ビルの電気屋さんに寄り、小さな携帯音楽プレイヤーを買う。
実は旅行直前にいつも使っているプレイヤーが突然壊れ、
ずっと禁断症状を呈していたのだ。
帰宅後、壊れたほうを修理に出そうとオンにしてあきれる。
直っている。どういうことだろう。
あーあ、買っちゃったよ、つなぎのプレイヤー。
仕事場でブラウザを開き、しばし資料検索。
終わったので画面を閉じようとすると、
なぜか瞬時に新しいウインドウが数十個開く。
ひとつ消したと思ったら、その数倍のウインドウが開く。
なんだこれ。どこか変なキーを押しているのかと思ったが、
特にボードに異常はない。
仕方ないので、いきなりシャットダウンをかける。
なんだかオンオフに過剰なドライブがかかっている感じ。
結果として制御効いてない感じ。
たとえていうなら、土の上を歩くのではなく、
ツルツルの氷の上をすべっているような感じ。
最後はプロコフィエフを聞きながら、
落ち着いて温かいお茶を飲むことにする。
でもそこでプロコフィエフを選んでいることが、
すでに本日の不安定な感じ、リミッターのはずれた感じと、
シンクロしていると思い当たり、どうにも止まらない流れに苦笑する。
この際、頭から飛び込んで泳ぎますか。
なんの流れにせよ、
止められないならなおのこと。