2月15日(木)serendipity

bubuさんとブレスト。
検討中のショップオリジナル包装デザインについて。

話しているうちに、ふと、
この地球が数ある星の中で生命を育むのに、
いかに奇跡のような好条件を有しているか、
あまりにも出来すぎた要素の積み重ねに、
知れば知るほどゾワゾワする、というトピックになる。

きっとカレンさんも、同じ驚きと発見をもって、
重曹を始めとする生命サポートに欠かせない自然物質を、
深く理解したにちがいない。このサイト立ち上げのきっかけになった、
最初の翻訳書『天使は清しき家に舞い降りる』の著者だ。
お会いした彼女は芯の強い、シャイな勉強家だった。
カレン・ローガンさん

セレンディピティという言葉がある。
偶然を幸運に活かすこと、その能力とでも言おうか。
学問的にも、ほとんどの発見や発明はそれに支えられている、
とわかってきて急に有名になった。

重曹というありふれた天然ミネラルが、
未来につながる掘り出しものに変わり、
今も知恵と工夫、新たな発見が連続する。

しかしそれはまた別の言い方をすれば、
カレンさんに続く多くの人々の、
この世界を自ら破壊するのではなく、
一歩でも二歩でもより命を育む環境に変えたいという、
真摯な意志あってのこと。やってきた偶然の出会いを、
しっかり受けとめる“器”あってのセレンディピティだ。

思えば史上最大のセレンディピティは、
この地球かもしれない。

その上で毎日楽しく暮らさせていただくのだから、
おそらく耳さえ澄ませば、目さえ開けば、
そのカケラに気づかぬ道理はないのだろう。

私たちはセレンディピティでできている。

それってなんだか、
心ぽかぽか、あったかくなるなあ。