bubuさんとブレスト。
検討中のショップオリジナル包装デザインについて。
話しているうちに、ふと、
この地球が数ある星の中で生命を育むのに、
いかに奇跡のような好条件を有しているか、
あまりにも出来すぎた要素の積み重ねに、
知れば知るほどゾワゾワする、というトピックになる。
きっとカレンさんも、同じ驚きと発見をもって、
重曹を始めとする生命サポートに欠かせない自然物質を、
深く理解したにちがいない。このサイト立ち上げのきっかけになった、
最初の翻訳書『天使は清しき家に舞い降りる』の著者だ。
お会いした彼女は芯の強い、シャイな勉強家だった。
セレンディピティという言葉がある。
偶然を幸運に活かすこと、その能力とでも言おうか。
学問的にも、ほとんどの発見や発明はそれに支えられている、
とわかってきて急に有名になった。
重曹というありふれた天然ミネラルが、
未来につながる掘り出しものに変わり、
今も知恵と工夫、新たな発見が連続する。
しかしそれはまた別の言い方をすれば、
カレンさんに続く多くの人々の、
この世界を自ら破壊するのではなく、
一歩でも二歩でもより命を育む環境に変えたいという、
真摯な意志あってのこと。やってきた偶然の出会いを、
しっかり受けとめる“器”あってのセレンディピティだ。
思えば史上最大のセレンディピティは、
この地球かもしれない。
その上で毎日楽しく暮らさせていただくのだから、
おそらく耳さえ澄ませば、目さえ開けば、
そのカケラに気づかぬ道理はないのだろう。
私たちはセレンディピティでできている。
それってなんだか、
心ぽかぽか、あったかくなるなあ。