1月28日(土)気持ちのコンフェイト(confeito;砂糖菓子)

金平糖が届いた。
京都、緑寿庵清水 、2006年2月の限定品、キャラメルの金平糖。

去年の春、京都を訪れたとき、
ニッコリほほえむ先生に、
「予約した金平糖を引き取りに、
また京都に来るというのもいいものですよ」と、
不思議な勧められ方をして、
そうかも、と、予約した。
しかし一年近く先だなあ、と思いながら。

昨秋、黒田清子さんご結婚の際、
引き出物のボンボニエールに入っていたのも、
ここの金平糖だそうだ。
もう少し前に結婚したヤワラちゃんも。

そんなこととはつゆ知らず。

行列、品切れ当たり前のレアものは、
引き取りを待たずにさっさと宅配便でやってきた。

日本酒、チョコレート、トマト、抹茶、サイダー、桃、ラフランス…。
五代目は、これまで不可能と考えられていた材料を使って、
それはそれは美しい金平糖を作り出す。

添加物をいっさい使わず、最高の材料と繊細な技術のみで、
季節の金平糖(そんなコンセプトが今まであっただろうか)が生まれていく。
世界でそれができるお店はたった一つ。
食べられる芸術品。

先生。

金平糖は受け取ってしまいましたけど、
また京都に行きたくなりました。

ひょっとして、この気持ちを引き取りに、
また行こうと決心するであろうことも、
もしやお見通しでらしたのでしょうか。