◆Q1.ヘナの消費期限はどれくらいですか?
A1.未開封の場合3年くらい使用できますが、鮮度が大事
ですので、なるべく早めにお使いください。
開封後はヘナ粉末を湿らせないよう保管に注意すれば、
3~4ヶ月以上ご使用いただけます。
インドハーブはすべて常温で保管できますが、
湿気に大変に弱く、湿らせると急速に劣化します。
ヘナに雑菌が繁殖して、粉末の色が茶色味を帯びて、
ヘナ特有の草の匂いが生臭くなってきます。
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◆Q2.黒髪もヘナで染まりますか?
A2.ヘナで黒髪が茶色っぽく染まることはありません。
実際は黒髪も染まっているのですが、ヘナの場合は
いったん脱色する過程がないため、染まっているのか
どうかがわかりにくいのです。
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◆Q3.ヘナに混ぜるといいものは?
A3.おススメは次のとおりです。
(1)シカカイ
ヘナ100gに対しシカカイ粉を小さじ1杯の割合でまぜると、
しなやかな洗い上がりが期待できます。
(2)紅茶の煮出し液やラベンダーやユーカリの精油
ヘナ特有の匂いを抑えます。
(3)ユーカリの精油
ヘナは体を冷やす効果があります。塗る寸前に、ユーカリの精油を5~6滴入れると、
冷えを防ぐことができ、発汗を促進することで染まりも良くなると言われています。
(4)ヘアオイル(ごま油、オリーブ油、ホホバ油、椿油等)
ヘナを溶くときに少し油を混ぜるとヘナが乾燥しにくく、長時間塗っておく場合に
お薦めです。また、ヘナをつけるまえにヘアオイルでヘッドマッサージしておくと
染まりやすいようです。ただし、オイルを塗りすぎるとすすぎ切れずに髪に残り、
ベタベタした仕上がりになりますのでご注意下さい。
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◆Q4.ヘナにレモン汁を加えるといいのですか?
A4.レモン汁は少量なら、赤味発色を促進しますが、多く混ぜすぎると、
ヘナの色素が弱りますので、白髪を染める時はご注意ください。
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◆Q5.ヘナで染まりにくい場合はどうしたらいいですか?
A5.髪の毛の質にも関係してくると思いますが、
以下の方法をためしてみてください。
(1)ヘナペーストの濃度を薄くしすぎない
お湯の量の目安は、ヘナ100gあたり2カップ強です。
様子を見ながら、少しずつ加えて「すったとろろ芋」くらいの
ペーストにしてください。
あまりゆるいヘナは染まりにくいことがあります。
(2)よく寝かせて酸化させる(機械挽きの場合)
少なくとも1~2時間は寝かせてから髪に塗ります。
12時間以上置くと、発色が悪くなる場合がありますのでご注意ください。
よく寝かせるとダマも少なくなります。
(3)ヘナを塗る前に髪を洗わない、またはオイルマッサージをする
髪に皮脂がついていた方が乾燥を防いで染まりやすいようです。
(4)ヘナをあたたかい状態で使う
ヘナを湯煎してあたためて、ペーストがあたたかい状態で
塗ってください(とくに寒い時期)。
また、ヘナを頭に塗ったあとにラップあるいはシャワーキャップをして、
ヘアドライアーをあてたり、外側から温めてもより染まりがよくなります。
(5)ヘナをすすぐときにお湯洗いだけにする
ヘナを全部洗い落とそうとしつこく洗わず、適当に洗い流します。
ヘナは1~2日かけて、ゆっくりと定着し、安定するため、石けんやシャンプー類で
しっかりと洗い落とそうとすると、せっかくのヘナも色落ちしてしまいます。
お湯だけでは物足りない場合は、シカカイ液などを使うことをおすすめします。
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◆Q6.ヘナが色落ちするのですが・・・
A6.初めてのヘナをした時は、特に色落ちが気になるかもしれませんが、
ヘナを繰り返していくうちに、ヘナの色落ちはかなり改善します。
色落ちは数日続きますので、タオル、枕カバーや服の襟首など、
白っぽいものは色がつかないように注意します。
ヘナの色がついてしまっても洗濯を重ねるうちに
元の色に戻ります。
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◆Q7.ヘナで体を冷やさない方法はどうしたらいいですか?
A7.インドハーブ、特に、ヘナやインディゴなどを使いますと、
体を冷すと言われています。
日本の冬場のような寒い時期に使うときには、注意が必要です。
(1)あらかじめゴマ油などのヘアオイルで頭皮をマッサージして、
頭から体を温めておく。
(2)ヘナを湯煎してあたたかいペーストを塗る。
(3)ヘナを塗ったあとにラップやシャワーキャップをかぶった後、
さらにタオルで巻いたり、ニット帽をかぶったりして保温する。
(4)首のまわりや肩も保温に気をつける。
(5)部屋を暖かくする。
(6)足湯をして、足から暖まる。
(7)ジンジャーティーなど体の中から暖まるお茶を飲む。
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◆Q8.もっと濃い茶色や黒っぽく染めたい時はどうしたらいいですか?
A8.ヘナとインディゴを併用して下さい。
ヘナの後インディゴをお使いいただくか、ヘナとインディゴをあらかじめ混ぜて
お使いください。
インディゴという植物は藍色に発色させ、ヘナで染まった赤オレンジ色と
合わさることで、茶系あるいは、ダークブラウン、さらには黒っぽく仕上げる
ことができます。
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