1月24日(火)ざっくざっくと草を刈り

夜明け前に起き、放っておいた資料の整理に追われる。
朝日が高く昇って、やっと髪を洗ったら、
生まれ変わったようにすっきりした。

出かける直前に宅配便が届く。
月イチで頼んでいる「チェおばさんのキムチセット」。
玄関に置いたまま、あわてて出かける。
きっと帰ったら、家中がキムチのにおいに違いないが、
すぐに処理する時間がない。このところ特に寒いから、
室温でも多少は発酵を遅らすことができるはず、と、
ひたすら乳酸菌のご機嫌頼み。

アキハバラ近くの、とある無線のプロショップに電話。
縁もゆかりもないが、ホームページの気配が気に入ったので、
電話に出た声の主に単刀直入に相談し、
前から必要と思っていた音声記録システムを、
コンパクトに組んでもらうことにした。

どうしてウチを、と彼は聞かないし、
どうしてココに、と私も言わなかった。

でも大丈夫。言葉の端々から、
無線が好きでしょうがないとわかる。
それ以上の良きしるしがどこにあるだろう。

好きで、伝えたくて、自分の中にあふれているものを、
心から差し出せばいいのだと、それだけの勇気を持つのに、
何年もかかった。

でも、そうしている人は、この世のあちこちにいっぱいいる。
出会えばすぐわかり、ココロ交わしあうことができる。

その感覚が鈍らないように、
ときどきこんなふうに、エイヤと勝負に出る。
一気に草を薙ぎ払い、
彼岸此岸のココロの輝きを見つめるのだ。