お米は玄米で食べていますか?

玄米は蒔けば芽がでますが、白米は芽がでません。この違いは何を意味するのでしょうか?
玄米は育つのに必要な栄養素がバランスよく配合されており、まるごと食べればいのちのシステムごと取り入れることができるのです。玄米に含まれる糖質は体内でゆるやかに吸収され、非常に効率のいいエネルギー源となりますし、精白すると失われてしまうぬかや胚芽には、酵素やビタミン・ミネラル、食物繊維など、からだの機能をととのえる成分が含まれています。イノシトールという成分は、肝臓を強めて老廃物を体外に排泄し、フェチン酸はストロンチウム(放射能の中に含まれる成分)と結合して体内に吸収することなく外に出してしまう性質があります。また、ガンマオリザノールという成分は、自律神経を調整し働きをよくするので、内臓の働きも強められ、新陳代謝も盛んにします。

精白した白米には、生命力はなく栄養素も激減しバランスを失っています。代謝を助けてくれるビタミンB1も激減しているので、代謝がうまくいかずに乳酸などの老廃物を残してしまい、かえってからだに負担をかけてしまいます。

そのままいただくだけで、バランスよい栄養がとれる玄米ですので、おいしい炊き方をマスターして毎日食べるようにしましょう。

参考文献:「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」大森一慧著
     「家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当法」東城百合子著