壊れた原発から出ている放射性物質は、
近隣はもちろん、風に乗って数百キロを旅し、
関東一円に降ってきている。
それは一瞬も休むことなく続き、
1時間あたりではなく、事故が始まって以来、
積もり続けている。半減期の短いものだけではない。
何十年経っても影響の残るものも降っている。
空からだけでなく、数日前からは、
水と食べ物からどれだけ摂るかも、
合計して考えなくてはならなくなった。
汚染は土と海に広がり、深まり、
これから長く長く、考慮することになるだろう。
まずは漏れが止まるといいのだけれど、
その見通しは立っていないように見える。
限られた水と食料で、
そして少ないエネルギーで、
いのちとくらしをすこやかに守る知恵を、
もっと伝えていこうと思う。
これまでエコな暮らしのための、
知恵や物資だと思っていたもの。
その多くはエコのためだけでなく、
非常時にとても役立つということ、
つまりは暮らしやすさ、生きていきやすさに、
大きく関わっているということを、
ちゃんと声にして伝えていこうと思う。
当たり前と思って、
どこかおろそかになっていたことを、
今、猛反省している。