2007年12月20日(木)波乗り問答

書類の山を前にタメイキ。
ヒガクレル前になんとか、
今日のことはやらねば。

しかし紙束をかきわけているうちに、
どんどん時間は経っていくのだった。

夕方からミーティング。
マックでいいよね、と、100円コーヒー。
さくっと話せる場所にありつく。

何をディスカッションしたいか、
質問の奥を読み取り、
それに対して答えを発する人なので、
質疑応答というよりも禅問答。
ぶっとんだ会話で、
思考の高速回路にはまる。

おかげでずいぶんはかどった。
そのあとは、お台場。
クリスマス間近の街の夜景は美しく、
今年はずいぶん色付きLEDの電飾が増えたのを、
遠目横目で見ながら待ち合わせのホテルへ。

会食の席では、
さっきのモードだと変な人になるので、
(それくらいの客観視はできるぞ)
そっとアクセル解放、
自然に頭の回転をゆるめていく。

中国語、日本語、英語でコミュニケーション。
話しているうちに、あれ、さっきと同じ、と思う。

言葉が十全に機能しないとき、
人は相手の奥を見る。
細かい現実を言葉で知るよりも、
後ろに控える精神のありようを、
一筆書きで把握しようとする。

質問し、答える。
答えて、質問する。

その一言が伝える世界は、
いつもより格段に大きく深く、
心して言葉を、否、
伝えたい概念を選ぼうと、
注意を払い続けた。

言葉では足りないから、
されど我々にはそれしかないから、
言葉の海にこぎ出す。

気づいてみると、
伸るか反るかのバランスで、
ずっとサーフィンしているようだった一日。