葉山から、
鎌倉の花火を眺める。
黒い海から、
ふらふらと光が昇り、
一瞬おいたあと、
色彩が爆発する。
派手な迎え火だなあ、
と、つぶやいた人がいて、
そういえば盆の入りですね、
と、めいめい思いめぐらす。
テーブルに置かれたシャンパンのように、
小さくはじける遠花火。
蒸し暑いけれど、
湘南の夜にはもう秋虫が鳴いていて、
季節の変わり目を感じさせた。
もっともその後、
おそろしく混んだ電車に揺られて、
酔いも情緒も吹っ飛んだのではありますが。
家に帰り着いたのは、
夜中12時過ぎ。
一緒だったみなさま、
大変お疲れさまでした。