2007年2月25日(日)星々の熱

アカデミー賞前夜だから、
というわけではないが、立て続けに何本か、
ハリウッド映画のDVDコメンタリーを視聴する。

監督や俳優、脚本家といったメンバーが、
内輪話をおしゃべりしている。

「そう、このシーンは今考えるとちょっとわざとらしいな。
 今からでも撮り直せたらいいのに」
「このときは君とのかけ合いで、
 10テイクほど撮ったと思うけど、
 夜中になって最後はへとへとだった」
「この人物は何か食べていることにしたい、と、
 監督に言ったら結局いつも食べてることになったんだ」
 ……………

コメンタリーは誰もがとても楽しそう。
どのシーンも一所懸命だったから、
あとから見ると照れくさくて、
つい笑みがこぼれるのかもしれない。

やっぱりモノ作りは、
必死にやるのがいいなあ。
このところ、目の前の課題をクリアするだけで、
あとで笑顔でふり返ることができるかどうかまで、
考えの及ばない状態が続いた。

最高の結果を出すべくクリエイトし、
同時に世にもまれなる美しさを放ち続ける人々。
文字通りスターたちの映像とコメンタリーを流すうち、
まだまだ、もう一丁! という気持ちになってくる。