第4回勉強会報告

CPP2012年第4回勉強会報告
2012年5月26日10時半~19時ごろ
参加者:ioさん(午後から)、muraさん、barurenaさん、eriさん、misacoさん、BORAさん、あやま
配布資料:2012/5/24「Web担当者のためのプロジェクトマネジメントセミナー」の資料(抜粋)

I.CPPの現状
II.ブログ立ち上げについて
III.お茶取り扱いの経緯(ioさんによる再講義)
IV.プレゼンスキル(muraさん)
V.抜き打ちテストと宿題

I.CPPの現状
CPPの資産は現在150万円。少し前まで300万円あったはずなのに、どんどん目減りしている。
CPPの柱=講師とショップです。活動の範囲を広げたいのに、これでは広げられない。環境は
激化しているのに、対外的な交渉はできる人に頼りっぱなし。活動を始めてかなり年月がたって
いるのにメインの講師ができる人数が増えていない。
・サブについて
 サブはサブではない!!→講師養成ツールである
 目指す講師の下で勉強するために行くもの
 今後サブ交通費は出したくない(そもそもサブ交通費はメインになるために学ぶなら出しますよ、
 というものだったが、いつの間にか出してもらうのが当たり前の費用に変わっていった)
 交通費が出ないなら行きたくない→こなくてよい
・外部との交渉について
 講座内容と講師の質についてはお客様の予算に合わせて内容を提案していく。
 いまはioさんとmuraさんにまかせっきり。一人ひとりが話し合い・交渉の場に立てるようになってほしい。
 いま外部からはCPP=ioさんと見られている。
 たとえば、一人ずつ何か商品を担当してブログを書く、などして商品知識を増やし、外部との接触を
持つことで、CPP=ioさんと仲間たちと見てもらえるようになる。
 将来的には、メンバーは法人・団体相手のコンサルティングもできるくらいの背景知識を持てるようになってほしい。
・ひとりひとりの成長
 わからないことはまず調べ、わからないことを明確にしてから人に聞く。調べることに時間をかけすぎないように。
(何を調べているのか、わからなくなってしまう前に!)
 わかっていると思い過ぎないように!「自信がない」と言うのは間違いではない。
・CPPへの還元
 お金を出してもらって経験していることについてどのようなフィードバックができているのか?
 例:モンゴル、吉松さんの畑へ行ってどんな報告ができたか?
 お米に関するクレームが届いたときに、吉松さんのところへ見学に行ったメンバーなら答えられたはず。
 実際はioさんが対応された。
・メンバーと家族のこと
 子供をつれての参加の場合、大人の邪魔にならないよう、しっかりと話をしておくこと。
 もしくは、一人、子供を見るための人を立てること。・・・特に外部の見学の際など。
 子供を家族にあずけて活動をすることで、結果的にCPPの活動がしにくくなるのは本末転倒。
 家族の理解を得てこそなので、子供をつれてくることは禁じてはいない。
 ただし、活動によってはNGの場合あり。要確認。

・ショップについて
基本コンセプト:人と人との間を取り持って、良いものを編集して届ける。ものを通して体験をプレゼントする。
 ショップで扱うことで生産者を助けたい、いいものをきちんと説明して売りたい。
 ショップで扱っている基準はioさんと生産者が仲が良いからではない!
 商品としての価値がCPPで取り扱うコンセプトに合致しているから。
  →説明がきちんとできないことはCPPと生産者が誤解されることにつながる

II.ブログ立ち上げについて
 書くなら、心響かせるような、リピートされるような書き方を研究する→ファンを増やす
 読んだお客さんが商品を買いたいと思うように書く
 理想はすべての商品(米、茶、乳酸菌、インドハーブ、麦飯石、重曹・ビネガー・石けん)についてそれぞれブログがある状態

・facebookをもっと活用する。ブログ、facebook、ツイッターを連動させてショップのFBページを立ち上げる→アメブロを利用?

・barurenaさんにFBページの勉強をしていただき、立ち上げに加わっていただく。

III.お茶取り扱いの経緯について
(数年前、取り扱いを開始するときにもioさんが説明されたお話。)
10代のころから農に興味を持ち、高校生のうちに赤目自然農塾や九州で農業経験を積み、
縁あって奈良県の都祁の里で自然農法でお茶を栽培をしている伊川健一さん。放棄され、
ジャングル化していた茶畑を開墾、地道にお茶を育て続ける。製茶も手がける。
米や麦の自給はわりとできるもの。産業化されている分野のお茶はなかなか新規参入が難しい。
しかも無農薬で行うのは更なる難関。これを経済として成り立たせていきたいとの願いがある。
これからの日本を支えてくれる若者・企業・・・CPPはそれを手助けしたい。
ioさんは九州の椎葉村で焼畑農業を続ける椎葉さんを伊川さんに紹介。ioさんは「わら一本の革命」の
福島正信さん(パーマネントカルチャーの元祖)の里へ高校生のころに行かれている。
農への関心がつないだ縁でCPPも健一農園さんとのつながりを得る。

自然農法:ほったらかしとどう違うのか?・・・タイミングが大事。知識と経験に裏打ちされている。
       自然の力を生かしながら管理していく。
焼畑:畑に火を入れて藪などを焼き払い、種をまく。最低限の労力で自然をよみがえらせる農法といえる。
    火を使った環境制御技術。
神話のクサナギノツルギとは火のことなのではないか?草を薙ぐ(切って払う=おさえる?)

あやまメモ:
2011年9月に健一農園の大和茶の葉も茎も花も使った化粧品が発売されました。
オーガニックかつ完全ケミカルフリーです。
http://www.quon-cosme.jp/
表参道、健一さんの菊茶天(奈良のカフェ)などで売られるほか、アマゾン・楽天などの
ネットショップでも販売されているようです。個人的に興味あり。そのうち試してみようと思っています。

お米の話(イセヒカリを扱う理由):
お米は何百年も同じ場所で取れ続けていることからも持続可能農法といえる。
今後は種の問題がある。TPP参加で米モンサントなどによる権利問題にからめ
とられることも考えうる。モンサントの種を使わなければ法律違反になる、など。
自立して再生産する知恵、技術を応援したい。
イセヒカリは丈夫で育てやすく、自分で変異していく力を持っている。
土地土地に適応していける籾種を未来につなげたい。
いま主流のコシヒカリは「お坊ちゃん」で環境をあわせてあげる必要がある。遺伝的形質もすでになくなっている。
吉松さんはイセヒカリの原田を管理しており、100年分の種がある。
ほかに原種を持っている人はおらず、お米の性質を見極める目と技術を持っている。

今後イセヒカリの取扱量を増やしたいといった場合、吉松さんは有機農法の審査員でもあるので、
いくらでも生産者を紹介することが可能。
でも、販売するCPPの方で現在200キログラム用意できているお米を放棄せざるを得ない状況。
40キログラムほどを残し、塩麹用に使っていただくことになった。
今後塩麹も扱えないか?吉松さんの塩麹はNS-8を使用。虫が入らないようにしていただく必要あり。
CPPではお米・お茶などの食品を扱うのでこれからのことを考えてメンバーが食品衛生管理者の資格を
とってもいいのでは?・・・barurenaさんが興味ありとの発言
薬剤師もいると、取り扱っている石けんをボディ用として売ることができる。事業に広がりが出る。

食品衛生管理者(国家資格。実務経験要)→CPPメンバーが取得できるのは食品衛生責任者?

IV.プレゼンスキル

muraさんからの資料
「お客様と接するための心構え」 (お客様=外部の人すべて、受講者、主催者など)
1.自分を売る技術
2.仮説を創出するスキルとスピード
3.自分をマネジメントする技術(自己モチベート技術)
4.ビジョンを描く力
5.ノート・メモを取るスキル
6.突進する力(難局に挑む)
7.自己を表現する力
8.人脈(電話やメールで重要なお願いができる)
9.周りを巻き込む魅力
10.優先順位をつける基準を作る
11.論理性を構築する力(=段取りを組む力)
12.チーム内の相乗効果の原動力
13.若葉マーク時代は同行営業と同時にロールプレイ(=サブ)を徹底的にやる
   (質量転換)
14.電話でアポをとる→アプローチトーク→紳士的コミュニケーションをとる→ためらわず、きっぱり用件を伝えよう
(鉄則:うそをいわない)
(用件をあらかじめキーワード化しておくと便利だよ)

これらをやる理由
顧客の関心の真髄を射抜くトークのためだよ。
ioさんの期待に応える
ioさんの期待を超える!

期待を超えるハードルは高水準だけど、ハードルをその高さに置くことで自分自身を短期間に成長させられるよ。

これができたら、次はお客様相手に実践ですね!
(お客の期待をつかむ)
      ↓
(お客の期待に応える)
      ↓
(お客の期待に応えきる)
      ↓
(お客の期待を超える)
この効果は対価となって表れます。

自分でも正解が見えない中で、いかに顧客に働きかけ、情報を引き出すのか。(何回もヒアリング)
自分自身が何を大切にして、何を目的に営業したいと思っているのか、自分の目標を達成しようよ。

お客さんのいうことばかり聞いても仕方ない
自分の目標を忘れないようにしよう。

何が人を動かすのか、直面する現実
1.目の前の困りごと
2.感情感覚
3.理性的判断
4.組織権力

とにかく信頼のサイクルを作る!
信頼されていると思っても油断は禁物
信頼確立上での商売は本来難しいと考えておくのがベターです。

具体的に実践への行動
1.アプローチ準備
2.ヒアリングの力
3.企画立案
4.プレゼンテーション
5.クロージング
6.1~5を保管する力
7.自己認識力を働かせる営業

ここまできたら、セミナーは個々で行います。

V.抜き打ちテストと宿題
ioさんより抜き打ちでテストがありました。
皆さんも解いて見てください。

【問題】穴埋めしてください。
タイトル:エコ掃除の前に知っておきたい汚れ・においの正体

汚れの種類
1.(      ) 例 油汚れ、こげつき、ヤニ、石けんカス、湯あか、汗、手あか など
     ・・・重曹・石けん(弱アルカリ性)で落とす
2.(      ) 例 水あか、尿石
     ・・・酢・クエン酸(酸性)で落とす

においの種類
3.(      )
     ・・・重曹(弱アルカリ性)で中和
  例外は3つ! トイレのアンモニア臭、魚の生臭さ、タバコの煙 →アルカリ性
    ・・・酸・クエン酸(酸性)で中和

「何の汚れ??」見極めチャート・・・「NHK住まい自分流 手作り洗剤レシピ」の本のp.8-9より

テストの答え
1.生き物由来、有機物 
2.堆積物、岩、固化した、カルシウム、結晶など・・・アルカリ性は× マイナス20点です! 
3.悪臭 
4.水 
5.重曹  

1問20点/100点満点

宿題
自分の言葉で400字以内にまとめてください。
1.有機物とは何か?
  オーガニックとはもともとどういう意味か?どう拡大解釈されているか?
2.堆積、固化した汚れは何からできる?どうしてできる?
  (スケールは水と空気と熱があればどこにでも発生する。水、空気の中の何が作用しているのか?)