勉強会で東京に出たとき、ふっと数ヶ月前の事を思い出したー
知人に「ＣＳ患者さんの知り合いがいて、あなたの事を話したら
話し相手になって欲しいと言っている」って
昔から、電話で長話や愚痴を聞くのはかーなーり嫌い。
とりあえずメールでお話と言う事で、メルアドを知人経由で交換。
自己紹介もそこそこ程度のやり取りで、その人は
「ＣＳ患者さんの知り合いが居て、転地療法を考えているから
相談に乗ってあげて欲しい」と・・・・
知人（友人ではなく）の知り合いの知り合いの相談に乗る？？？
確かにＣＳは特殊な病気だと思うけど・・
病気の原因や回復するためのルールは結構シンプルだったりする。
病気の形態が複雑に見えるのは、個人個人で反応するものや量、
症状の出方や強さが全く違うからだろう。
同じＣＳ患者にいくら相談しても、
「自分が何にどのくらいの量で反応が出て、
どんな症状なのか」って分からないと何も解決しないんだなー
ＣＳを少しでも軽くするためにはー
１）色んな症状が出て、苦しいだろうけど、北里の先生方が書いた本を
片っ端から読んで、まず病気に対する知識を持つ事。
２）自分の毎日の状況を事細かに記録して、どんな時にしんどくなるのかを
明らかにしていく事。
３）ミネラル＆ビタミンを沢山とって、代謝を良くして（水分摂るのも忘れずに）解毒する事。
４）反応を起こすもの、また起こすと予想されるものは出来るだけ取り除く。
家全体の環境を整えるのが無理なら、寝室だけでも整える事。
前にも書いたからこの辺でおいといてー
転地療法の話に変えちゃいましょう。
CSの転地療法って、今住んでいる場所より環境の良い（合成化学物質が少ない）場所へ移って、
病状を改善するってことだけど・・・
本当に田舎が環境の良い場所って限らないー
田舎のココは、退職後田舎暮らしを夢見ていた人が移り住んでくる
「都市部に近い(?)便利な田舎」で、
紹介されたＣＳ患者さんは「転地するには良い環境」だと思い込んでいる。
Ｉターンの宣伝文句を信じちゃってるのかな？
結構ビックリする環境なんだけどなー
まず、県は工場立地面積全国１位、あららー
ココは； 東、海辺に植えられた防砂林に防虫用の農薬散布・・
西、湖の近くの水田には大規模な空中散布、
（７月１８日～８月１２日までの間）
南、港を中心とした工場地帯。
北、遠くまで広がる畑は慣行栽培
（農薬を使っていると言うことです）
そして、田舎にありがちなゴミの野焼きはいたるところから・・
工場や港へ大型のトラックがバンバン出入りするため、排気ガスもすごいし。
休耕田や空き地は、土砂採掘現場になり、掘り尽くされた後は
産廃を埋める穴になる。不法投棄、産業廃棄物最終処分場は数
多く、安心して呼吸できる場所なんかないんですよね。
転地を考えている患者さんは、良い部分ばかり見ないで、冷静にマイナスの面を探して住める状態に出来るかどうか考えた方が良いですよね。
さっき書いた東西南北の状態は地図だけで判断できます。
農地が大規模にあれば、それなりの農薬暴露を覚悟しないといけなくなる。
町の状態は、役所に電話してよーく聞く事です。
さてさて、転地療法・・そんな事できる場所なんてあるのかなー
知人の知り合いの知り合いさん、大丈夫かなー