防人

化学物質過敏症を診察してくれる北里研究所病院をちょこっと紹介。

アレルギー科は完全予約。
初診の予約を入れると、患者の生活習慣を知るための問診と、病気を説明した簡単なリーフレットと
受診前日&当日の流れや注意事項と活性炭入りマスクが送られてくる。
総合病院だから他の患者さんたちも沢山いる。
建物自体も新しくとても綺麗。
CS患者はマスクしないと倒れてしまう。

2階の端っこ、他の外来と比べかなりひっそりしている。
空気を汚染しないように扉が3重になっている。家族といえども付き添いはできない。
中に入って、オーガニックの服に着替える。
3枚目の扉をくぐるとー

空気がキレイ!!

先生がカルテ代わりに使うPCはヒューム(温まって出てくるプラスチックの匂い)が充満しないように
強制換気の設備の中に入れられているー
「すごい設備ですねー」って嬉しくなって先生に言ってみたら
「うん、でもーもっと大きな施設にするつもりだったのにー予算をくれなかったよー」
天下の北里研究所病院も収益優先なのかなー初診だと、検査と診察の合間に「化学物質過敏症はどんな病気か」って感じのビデオを見る。
CSの人が反応を起こす物質は、日常生活のどんなものに入っているかを説明している。
でも、いろんな部分で笑ったー
例えばー「洗髪時はできるだけ匂いを吸い込まないように注意しながらー」って
吸い込まないように???息を止めてって事??
それに化学物質過敏症だったらシャンプー流した後の残留でも充分体調崩すし、皮膚からの吸収でも反応を起こす。
はぁー病院で患者に見せるビデオなのに・・・かなりいろんな圧力が掛かったんだろうなー(多分今も同じものを使っているはずなので、見た方は感想をきかせてね)
先生に聞くと、結構いろいろ苦労していらっしゃるようでした。

帰り際に先生が、
「あなたは幸せですよ。あなたが過敏症になった事で、ご家族を病気から守れるんですから」と言ってくれた。
本当にそうだ。病気にならなければ気付きもしない平凡な生活に潜む危険。
家庭を守る母親がしっかり判ってないと家族全員がびょうきになちゃうよねー
私は大切な家族を守る“サキモリ”てとこかなー