12月7日(木)いしる鍋

予定が突然飛んだ朝、というのは、
ゆっくり眠れるチャンスだ。
と、思いきや。

朝から電話は鳴る鳴る客は来る。
そうか、これらの用事を片付けるために、
今朝という時間はあったのね。

夜、何年ぶりか、
いしるを使った鍋物を出す店に行く。
疲れているので濃い味の食べものが食べたい、
というリクエストに応えて。

ここのいしるは何からできていますか、
と、店主に問うと、イカを使っているとの答え。
なるほど、すごくアミノ酸たっぷりそう。
疲労回復にきっと役立つんじゃないかな。

最後におじやを作る。
濃いと思っていた汁が、
ごはんに吸われて甘くなる。
かなり塩を足した。それでもまだ甘い。

甘いとうまいは同じ語源、
ということを改めて納得した。
濃いのとしょっぱいのは別物だけど。

私たちは、自らの身を修復するのに、
各種アミノ酸を必要とする。
疲れているときは、
なおさらたくさん必要とする。

疲れたと言っていた人が、
顔を輝かせておかわりしている。
濃いものをうまいと感じて、
いっしょうけんめいアミノ酸を摂取することは、
明日も生きようとする意志そのものなんだなあ。