3.11の東日本大震災で、電気・水道・ガスのライフラインが寸断した中で数日過ごしました。
ライフラインの中で一番大事なのは「水」だと私は思います。
電気とガスも大切ですが、懐中電池やカセットガスなどのように代替となるものがありますし、無くても何とか我慢はできます。
ところが水は、飲食はもちろん、食事の支度や片付け、トイレ、顔や手を洗うなど、生活のいろいろな場面で必要になりますし、水に代わるものは何もないのです。
水を運ぶのにも重く、とても大変な作業です。
阪神大震災のとき、お皿にラップを敷いて使ったという話を聞いていたので、私もそうしてみました。
ラップを使い捨てれば皿を洗わずに済むのですが、子どもが箸でラップを突っつき、結局皿洗いが必要になってしまいました。
そのとき、重曹スプレーとビネガー(お酢)スプレーで皿洗いをしたら、あら簡単!
ラップに気をとられながらの食事は、美味しさまで半減してしまうのすが、重曹を味方にすれば、そんなの必要ないと思い、その後からの食事は、普通にお皿に盛って食べるようになりました。
そのときの節水でのお皿洗いの方法をご紹介します。用意するもの:
重曹(粉のままのもの)
重曹水スプレー(水200mlに重曹小さじ1を溶かしたもの)
ビネガ水ースプレー(お酢を水で2~3倍に薄めたもの)
私が食べた後のカレー皿です。
ゴムベラなどで、皿に残っている残飯を拭けるだけ拭き取って、 ゴミ箱へ捨てます。
粉のままの重曹を振りかけます。
量は小さじ1を目安に、汚れ具合によって調節してください。
重曹で皿の汚れをこすり落とし、汚れた重曹は ゴミ箱へ捨ててください。
皿に重曹水スプレーをまんべんなく吹きつけてください。
ティッシュなどで皿の汚れと重曹水を拭き取ってください。
もしこびりついていたら、汚れがゆるむように数分程度時間をおいてから拭き取ってください。
ビネガー水をスプレーして拭き取ってください。
ビネガー水でリン酢すれば、残った重曹が中和されます。
重曹+ビネガーの効果で洗浄・消臭できますので、これだけでスッキリします。
皿だけでなく、お箸やスプーン、鍋や調理器具などもこの方法が使えます。
汚れが少ないものなら、最初の粉のまま振りかけることを省略し、重曹水スプレーから始めてください。
1スプレーで1mlの水が噴出されるとすると、
1枚の皿に対して、重曹水スプレーが5スプレー、ビネガー水スプレーも5スプレーで、
全部で10mlでお皿1枚が洗えると計算になります。
断水のときだけでなく、もちろん普段の生活でも使えます。
普段、私も重曹の粉のまま汚れをこすり落とすまでの方法はよく使っています。