ecocert基準のオーガニック毛布を追って-その③

木下染工場さんへ訪問。
高野山の麓のこの地域では様々な工程が分業されています。
まだまだ工場で加工するもの全てをオーガニックコットン
には出来ないので、一般綿と混ざらないように、
オーガニックコットンが有害物質に汚染されないように
しなければならないのです。

織物工場からヌキ工程が終わったものが入荷。
こちらでは綿に自然に含まれる油分を落とす洗いの
工程が行われています。
オーガニックコットンの洗い加工は1つの決まった槽を
使います。

洗い
オーガニック以外のものも加工しているので洗浄水が
飛び散らないよう全ての水槽が囲われていて、
午前中先にオーガニックを加工し(オーガニック加工中
は他の機械は全てストップ)その後従来品を加工してい
ます。
乾燥工程の前にまず機械の清掃から。
オーガニックの布で水拭き・から拭き両方行います。
機械を清掃した方法・時間・加工開始時間・加工量全て
を記録し5年間保管します。
午前中に清掃して午後に加工すると時間があくので
その間に汚れてしまうので加工直前に清掃しなければ
ならないのです。

染工場内で使用されているフォークリフトは全て電動。
オイルのフォークリフトは使用してはいけないそうです。