次の日、我CPPのキャプテン、ioさんの講座にお供するのでした!
麦飯石を使った農業に関する講座で、私たちCPPの、同じく麦飯石を使った生活やスキンケアなどを、ioさんが講義します。
何度もあった講座だということですが、CPP乱入(?)により、女性の参加が増えたそうです。
ここ、白川でビックリしたのですが、農業をやっている若い人たちが多いのです。しかも、都会育ちの人たちが、わざわざ移り住んで、自分の故郷としているのです。
つまり、20歳代や30歳代の方たち・・・しかも、ご夫婦で、お子さんもたくさん!
どこのおうちの子か分からないくらい、地域の人たちと溶け込んで、なんて素敵な場所なのか、と驚いたのです。
「なぜ、農業をやろうと思ったのですか?」・・・と、のんちゃんは、少々意地悪な質問をしてしまいました。
なぜって?
農業は、そんなに簡単なものではない、と、兼業農家で育ったのんちゃんは知っているからです。
おじいちゃんも、おばあちゃんも、父や母も、いつも忙しく、いつも、ゆっくりとしている姿を見たことがないくらいです。
そして
「地に足の着いた生活をしたい、と心から思ったんです」
と、答えが返ってきました。「体力的にも、色々と大変だし、決して都会のように便利でもないけど、都会にはないものがここにあるんです。ちゃんと生きている、という感覚で、生活できることが素晴らしいんです。」
まったく、躊躇のない答えがさらりと返ってきました。
幸せそうな笑顔で・・・・
物とお金に囲まれ、贅沢をしたり、人と比べてみたり、見下してみたり・・・・そんな生活が生きているという感覚からは、とても遠いのだそうです。
なんとなく、のんちゃんにも分かります。
田舎なんて嫌!って、飛び出したのに、結局、実家の傍で、住んでいるんだもの(笑)
ブランド物や宝石なんかに囲まれて、それで幸せって人は、実にお手軽で、実際、簡単です。
でも、そうではないものに、価値を見出した人たちは、簡単に手に入りはしないので、とても大変です。
彼女(彼)たちは、野菜を育てています。
トマトの赤は、きっとルビーよりも美しくて、そしてそんな美しい赤に手をかけて育てることができる、素晴らしい人たちなんだ、と思いました。
美しいトマトは、味も一品です。
その味は、都会で、いくらお金を出しても、手に入りはしないものです。
この場所で、ちぎってすぐの瑞々しい野菜は、トマトに限らず、どれも美味しいのです。
都会に着くまでに、失われてしまう野菜の持つ価値を、彼女達は良く知っています。
美しい野菜を育てる彼女達は、やはり、とても美しいのです。
また、この地にやってこようと思いました。
美しい笑顔に会うために・・・