お仕事が始まったその1・・・(2010.9.4)

とにかく、大きな総合病院なので、働く人の数はとても多い。
研修が始まり、のんちゃんの戦いも、めでたく始まりました。
情報課の方が、研修をしてくれ、とりあえずの所属は医療事務課。
そうだなあ、皆、病院に行ったら、受付をしたり、支払いをしたりするでしょう?
あの事務員さん達のいるところです。
基本、受付と会計と、あとはレセプトの計算などをしているところなのですが、クラークと言う仕事は、それらの業務をやってはいけない、と明記されているのです。
ドクターズクラークは、基本はドクターの指示のもとに、動くことを求められていて、そのほかの人の言うことで、仕事をしてはいけないのですね。
仕事の専門性を重視して分けていく方向に行こうとしているからなのです。
ドクターズクラークを日本語で言うと「医師事務作業補助者」。

それに、なんちゅうか、会計とかそういうのはトロトロして、向いていないのんちゃんは、研修で何度か医事課のお仕事のお手伝いをしましたが、はっきり言って、むしろ、迷惑をかけていると実感しました。
人間、向き不向きはホント、ありますね。
その時々にも、理事長さんが来たのでそら挨拶じゃーーーとばかりに、あちこちクラークたちは引っ張りまわされてました。で、トロトロしつつも、研修も2ヶ月が過ぎ・・・・・いよいよ配属が決まる日がきました。
いちいち、大げさなんだけど、またまた、医院長補佐、副医院長など・・・お偉いさんがずらっと並ぶ中、配属先がそれぞれ告げられました。
のんちゃんは、整形外科。
とても忙しい先生なので、顔も見てないんですけど、そこに決まったのでした。
本当は、面接の時も来るはずだったけど、その先生は、手術中(笑)。とにかくいつもほとんど外来かオペ室で手術中。
出られるわけがないのでした。

でも、ちょっと前に、多分そうだろうと分かっていました。

時々、のんちゃんにはそういうことが起こります。
子供がお腹に宿った時も、男の子、とはっきり分かったし・・・・何か、時々天命のような感じで、理屈でなく、こうなるのは間違いない、と理解することがあります。
だから、どうして?と聞かれても困るのです。
だって、絶対にそうだから・・・・・
その先生とは、まだ会ったこともないくせに、何か、きっとうまく行くタイプの人なのだと、その時から思っていました。
でもね、ホントはずれたことない感覚なのですよ、これって。

結果、とてもいいボスに当たったと、喜ぶことになるのですけどね。
前に書いたとおり、のんちゃんは、今回も、本当にいい出会いをさせてもらいました。
ボスは、恐ろしく素晴らしい人で、私はとても尊敬しています。
そもそも、仕事を効率よく、フレキシブルに、プロフェッショナルにこなす人を、のんちゃんが嫌いなわけないのです。
ちょっとビッグマウスで破天荒なのですけど、それに見合う確かな技術と、力量を兼ね備えた人なので、実はビッグマウスじゃないよね、と密かに思っています。
周囲の人たちの反応は様々なのですけど(お偉い人に当たって、大変ね、と言う人、性格的に、大丈夫?と心配してくれる人・・・)、私本人は、そういうわけで、実は、まったく困っていず、むしろうれしいくらいなのでした。
私は、プライドのない人が嫌いです。
少々レックレスでも、自信を持って、自分のやるべきことを遂行している人が大好きです。
私のボスは、そういう私のニーズをしっかり満たしてくれる人でした。
たくさんの患者を抱え、最新の技術を身につけ、今までは治らないと言われていたものを治していくのです。
多分、彼は、そういう星のもとに生まれたことを、きちんと理解し、そして自分しかやれないと言うことを確信して取り組んでいる人の一人だと思います。
仕事中、ボスと一緒にいることはとても多いのですけど、一瞬たりとも気が抜けない相手です。(抜いた途端にミスってるよ、のんちゃん・・・(>_<。))
ですから、仕事が終わって、彼から離れると、ぐったりと心身ともに疲れを感じますが、嫌な疲れじゃないんだなあ・・・・
誰が、どんな理屈で私をそこに配属したのか分からないけど、感謝しています。
ありがとう!