少しの合間を縫っても、壁のペイントを続けている。
実際、塗る時間というのは、さほどかからない。
塗って、乾くのを待って、また塗って・・・・そんな繰り返し。
あとは天気予報と風の具合のみ。
少々、夕方遅く戻っても、マスキングはできるので、窓やドアにペタリと張って、塗る日に備えることができる。
セルフペインティングは、重曹生活にどこか似ている。
ちょっとした手間を積み重ねて、一気にかたがつく。
住む場所を手入れすることは、もう、当たり前になった。
体の動く限り、自分のできることは、自分でしよう、と小さく誓った。
どんどん、年とともに、半径は狭くなるのだろうけど、ずっと円を描いていたい、と思う。