殺す道具(2009.6.24)

結構好きです。
例えば、「戦闘機」。例えば、「拳銃」。
そして、息子も好きなのは「日本刀」。
現代、「刃物好きです!」なんて言えば、危ない人という烙印を押されてしまうのかもしれない。
でも、仮に包丁という刃物であっても、「命」を奪うために生み出されたもの。
よく研がれた包丁の切っ先は本当に美しい。
命を奪う道具は、直視できないような、神々しいような、ちょっと触るのに躊躇するようなオーラをまとっている。
殺人犯の戯言は、自分勝手で、聴くのさえ値しないものってあるけれど、そして、何かの道具を使って、人の命を奪うことはあってはならないけれど・・・・
命をとる道具は、特に、戦闘で用いられるようなものは、極限まで無駄を削ぎ落とし、使いやすさと効率を何度も幾度も計算し直され、人に扱いやすく、使用者にダメージが少ないように作られている。
だから、美しく、どこかもろく、でも、目前に持ってこられたら直視はできなくても、無視はできない・・・。

命は軽々しいものではない。
その命を奪う道具は、命の重みを受け止めて尚且つ、まだすっくと立つような潔いものであって欲しい。