腕の中にあるもの(2009.5.29)

守るべきものがたくさんある人間は、しなやかで強い。
逆に、何も守るべきものが無い・・・あるいは自分しか守るべきものが無い、という人間は、恐ろしく弱い・・・・。
わがままで、何でも思い通りにしようというエネルギーは強く、その方向が周囲の人と同じであれば、問題にはならないけれど、逆向きだったりすると、すべからく衝突に次ぐ衝突を巻き起こす。
守るべきもの・・・とは、人とは限らない。
家族や友人でなくても、コレを守ろう、と決めた瞬間に、きっと地球のリズムには抗えなくなる。
守る為には、自然の大きな鼓動を無視せざるを得ないのだから・・・。
だから、本当は、自分だけは守り抜こう、と思っている人だって、方向は同じはずなんだよね。
人と関わるのは嫌なんだ、苦手なんだよ、って言う人だって、お店でものを買い食べれば、それを作ってくれている誰かにお世話になってるって事。
自給自足でやってるんだよ、誰の世話にもなってない!と言い張る人(見たことはないが・・・(ーー;))がもしいたとしたら、自然の恵みを受けてるんだよってこと・・・
地球の腕に抱かれている私たちは、いつもその中で、ただゆったりと生かしてもらっているだけなんだってこと・・・・
地球はずっと、その上で生きている私たちを守ってくれている・・・
きっと、だから、あんなに優しくて強いんだろうね。