9月5日(火)居合い抜き

鎌倉にお届け物にうかがう。
駅前はリュックを背負った観光客で、
かなりのにぎわいだが、
少し住宅地のほうに入れば、
緑陰濃い中、静かな門構えが続く。

懐かしく近況を報告しあった後、
魚と豆と米とミネラルの話をする。
課題は山積みだが希望はある。
なければあるように自ら動く。
筋金入りの奉仕の心。

正味話していたのは、
1時間もなかったろうけど、
いつも出会い頭の居合い抜き、
みたいなやりとりだ。

会って言葉を交わしながらしかし、
言葉以外の交換のほうがずっと重い。

不思議なものだと思いながら、
秋の虫が鳴く緑道を下る。
深い感謝と勇気とともに。