安心をする出来事(2008.10.7)

この数ヶ月、ある人とコンタクトをとっていた。
ある人は、色々な事情で、精神的に不安定で、時として、自分の肉体を自分でコントロールできない状況もあって、かなり危ぶんでいた。
ある人の周囲の何人かの人達は、私と同じで、心配をし、心にかけていた。
「うつ」という症状ではあるけれど、ある人がそうなるまでには、長い道のりがあり、原因のひとつになりうる人間もその周囲に一人いた。
私は、原因になっただろうと思われるその人がとても嫌いで・・・・どうしようもない位嫌いで困っている。
最初から、本能的に「あ、この人は私にとって鬼門だな・・・・」と、理解していた。
ことごとく、生き方も、クセや話し方、声のトーン、服のセンスも耐え難いほど嫌。
そして、これでもかと、意見がぶつかり、何ものをも前に進まない、進められない・・・・。
恐らく、これほどまでに下品と感じる人間は、人生40年やっていて、まだ二人目と記憶する。
特に、その人がよくやる「ハラスメント」という、人権侵害の行為を、私は見逃すことができずに、神経が磨り減ってしまうのだ・・・。
半日ずっと、舌打ちをする・・・・半日ずっとため息をつき続ける・・・・後輩の名前を呼ばす「お前」と呼び捨てる・・・事務員の胸や体型に関してのことを話題にする・・・等など・・・私からすれば、かなり現実離れしたことを平気でやってのけてくれるのだ・・・しらっとした態度で・・・・。自分に受けたものでなくとも、外から見ているだけで、かなりこちらのポテンシャルも下がってくる。
人をモノのように扱うような、人よりもモノのほうを珍重するような所もあり、また、見たところ、かなり屈折したナルチシズムの持ち主であると分析できる。
自分の体型に関して、かなりなコンプレックスがあるらしく、常に、背が低いだのハゲで顔が悪いだのという内容を会話の中に持ち込んでくる。話題がとても乏しく、趣味も無いようで、ずっとそんな内容だ・・・
正直、その通りなので、否定なぞ誰もできない・・・そのうち作り笑顔も引きつってくるというものだ・・・
この心理は、実は「そんな事ないですよ、あなたは素敵な人ですよ・・・」なんて、褒めてもらいたいという願望と表裏一体なので、余計に始末が悪い。

のんちゃん、まさかずっと聞いたりしていたの・・・?

いえ、さすがに、適度なところでキレました・・・。
傷ついて、苦しんでいるある人を「あれ」と、モノ扱いした瞬間に、私は一瞬迷いましたが、はっきりと意見しました。
もちろん、その言葉は、届いていないでしょう。
こいつ、不愉快な女だな、と思った程度ではないでしょうか?
お互いの亀裂ははっきりと広がり、ますます相容れない間柄になりました。
その人が何を考えようと、どうしようと、仕事で一部関わる以外はまるきり関係がないので、まだ気は楽です。
その人と、優しい気持ちで触れ合えることは、万に一つもないのだと、話す機会があるたび、思うのです。
思いやりや気遣いのない、人間性に乏しい人の形をした鬼のようなその人は、でも、自分では世界一偉大な、ひとかどの人間だと思っているのです。
自分の仲間さえ、自分にとって少しでもマイナスと判断すれば、容赦なく一刀両断できる人ですから、私にはなかなか理解が難しいし、ま、正直、理解する気もないのですけれどね・・・・
自己中で、嘘の衣をたっぷりとまとって、生きていくのでしょう・・・・たった一人で・・・誰一人信用せず、誰にも信用されず、家族も持たずに・・・・

他にもいろいろとプライベートの大変だったある人は、ようやく家族と連絡が取れました。
状況などをすっかり説明しました。これから、会いに行ってくれるそうです。
良い方向に行けばいいと、切に思います。
病気や、目の前の何かと戦わなくてはならないある人は、まだまだ大変だけれど、まずは健康を取り戻さなくては、仕事にも復帰できない。
人が人として最初にしなくてはならないことは、対峙した相手を「人」だと認識することではないでしょうか?
自分だけがニンゲンで、あとは自分以下か、それとも遜らなくてはならない相手かどうかを判断するなんて、人の仕業とは思えません。
私は、流されないよう、自分のポテンシャルを保ちます。
誰がいても、いなくても、変わらずにいられる自分でありたいと、これまた切に願うのです。