白いダイヤの眠るクニへ・・・(2008.8.3~4)

移動移動、大移動・・・を繰り返し、ウランホトへ・・・・・



S社長のモンゴルの会社を見学のため・・・・
これが、重曹の工場と同じく、見てみたかったものです。
有機栽培した大豆を、清潔な工場でお味噌やお醤油に仕上げていきます。
途中、ワンバートル先生とお別れしたり(研究所へ行かれるので、途中下車です・・・・)、セインジャーさんのご家族にお会いしたり・・・・旅特有の、出会いと別れがありました。

ioさんと、先生




ワンバートル先生のおかげで、たくさんの食品の検査を完璧にできて、しかもパスできてるそうです。
着いて、パーティーがありました。

たくさんのお料理に、何十回にもわたる「乾杯」・・・・
この後、アルコール度数の高いお酒による「乾杯」に深く後悔する人も数人出ますが・・・個人情報保護法がありますので、そのうち、心の傷の癒えた方から、笑い話にして、笑い飛ばしましょう!
さて、そんな夜は更けて、朝早くに、朝市に連れてってもらいました!

実は、朝5時からやってるそうで、私たちが着いた7時にはもう、終わりかけていました。
白夜とまでは行かなくても、かなり北の方にあるこの国は、この時期、朝は早くから明け、夜日が暮れるのがかなり遅いのです・・・・・なので、朝市というのは、本当に早朝からやってるんですね。


それでも30分はうろちょろして、楽しめました。
一旦、ホテルに戻って朝食を食べ、次はS社長のW食品工場内へご案内していただきました・・・。
ウランホトでは、VIPなS社長・・・・・・
昨夜、市内に入ってからは先導車つきで、時折敬礼されながら、ホテルへ入りました。赤信号ぶっちぎりです・・・・・・・。
何ていうのか・・・・社長以外は、要人扱いされる事には当然馴れていないワケで・・・・・・・なかなか天皇家の方たちのように手を振ってにっこり・・・と言うわけにはいきませんでした。
引きつり笑いと興奮の後、ドライブは終わったのでした。

工場では、一連の流れをきっちり見せていただき、その清潔さと、間違いのない製品の仕上がりは、安心と言うには充分すぎるほどでした・・・
ダンボール入り肉まんや毒入り餃子のイメージが強すぎて、中国といえばずさんであるとか、不潔である・・・というイメージがとかく濃いのですが・・・
中国でこれだけちゃんとした近代的な工場で食品を作ることのできている社長曰くは「繰り返し、繰り返し、当たり前のことを当たり前に、じっくりとコツコツと、でも、できるところはスピーディに、失敗したらもう一度・・・・・自分の信念ややり方を曲げたり妥協したり質を落としたりせず、取り組むこと」が、大切なんだそうです。
そうそう、先日、道中で研究所に行くため分かれたバートル先生が、ここの食品たちの検査を手がけているそうです。
基準がいっぱいあって・・・・中国基準、日本基準、世界基準・・・・・輸出するにはするだけの、たくさんのハードルがあるのですね・・・・気軽に使っていた重曹にしても、食品にしても、とても大変なんだな、と・・・・頭で分かっていたつもりだけれど、実はそうではない・・・そんな単純なことではないって事が理解できました。
たくさんの人の労働力の上に成り立っている有機味噌や醤油たちを、これまた、何があっても大切に大切に頂かなくてはならないですね。最後の1滴まで・・・。
品質を保つ・・・・これは、言うは易く行うは難し・・・なんでしょう。
良いものを作り出しているから、なんと、中国国内への販売もめちゃくちゃ増加して、新しく工場を作っているそうですよ・・・ここの10倍にも当たる規模の・・・・また後日、立ち寄らせてもらうことになっていますのであとのレポートで・・・・・
ただ、まだ重曹教育(?)は行き届いてなくて、あちこち、合成洗剤が使われていたことが気になりました。
やはり、中国国内では、数年前の私たちも同様、清潔にする時の洗浄剤は「合成洗剤」・・・だという固定観念があるとの事・・・
これも、時間をかけて少しずつ変えていって欲しいところです・・・多分、日本でもそうですから、時間はとてもかかるでしょうが、はじめの一歩をいつ踏み出すか・・・と言うことが問題ですね。今日、私たちが訪れたことが、その最初の最初の小さな一歩、なのかもしれませんね。

会社内に飾ってあった瑪瑙みたいな材質の宝船。
ゴージャス!