「愛しい人へ」(2008.7.22)

半年ほど前、ラジオでふいに聴いた音楽が気になっていた。
とてもメロディラインがキレイで、サビの部分を思わず口ずさんでしまうような・・・・
車のラジオだったので、音がいいわけもなくて、しばらくするとそのメロディも思い出せなくなって、でも、誰の何と言う曲なのか・・・・もう一度聴いてみたいと、ずっと思っていた。
そして、日々の雑事で、そんな思いも忘れかけていた頃・・・・いつもは見ない時間帯に、子供がつけていたテレビの番組のエンディングにぐいっと引き寄せられた。
土曜日の朝9時・・・某国営放送局N○Kの「精霊の守り人」というアニメのエンディング・・・・・
曲は違うけど、あの時の声の人だ!と、ピンときた。
すぐに、ググッて、そのアーティストを見つけ出した。
「タイナカサチ」という名前が分かった。
アニメなんかも、子供が大きくなったら(子供は自分たちの好きなものを勝手にみてるし・・・・そのアニメは私の趣味には合わないし・・・)見なくなったし、日々の生活に忙殺されて、強く「聴きたい」とか「観たい」という気持ちがどんどんなくなっていっている気がする。
そして、不覚にも、アニメのエンディングの曲は、最初に聞いたものよりも、更に私を捉えて、涙が出さえした。
「愛しい人へ」というその曲は、じわっと心に入り込み、固く鍵をかけていた部屋をさらっと開けて、風を通してくれたような感じ・・・・
こういうのを、心に響くというのだね・・・・
★タイナカサチ
まあ、その反応に、一番ビックリしたのは私だけど。
追っかけまわすほどファンというのではないけど(そ・・それはファンじゃなくてストーカー・・・・???)片田舎から、密かに応援したいアーティストができたのはちょっとうれしい。
3オクターブは楽に出る声の持ち主なんだな、この人・・・とても伸びやかな、透明感のある声を持っている。うれしいことに、あの時、ラジオで聴いた曲もタイトルも分かった。
いくつか、ipodに落として、ゆっくりと浸ろう・・・・。