学校へ行くことが出来なくなっていた知人の息子さんが、再び登校できるようになってきた。
担任の教師が替わり、クラスも変わり、環境が彼にとって整ってきたということなんだ。
色々なことを感じ、傷つき、自分の生きている意味を問い、答えを探す日々はまだ終わった訳じゃないけど、それでも、前へほんの少しでも進むことができるようになったことは喜ばしい。
一体、全国でどれくらいの子供たちがそうなっているんだろう・・・。
大切な大切な命を、自分で守ることさえ厳しくなっている子供たちがどんなにたくさんいるのだろう。
小学生の時、教室に入れなくなってしまった私の息子の原因は担任の教師の暴力で、フィジカルにもメンタルにも激しい傷を負った・・・。
担任が変わっても、クラスに強烈ないじめっ子がいて、立ち直ろうとする彼の前に立ちふさがっていた。
結局立ち直るのに3年を要して、地元と関係のない中学に進学をした。
そんなことがあったなんて誰も信じられないくらい活き活きと中学校に通う息子・・・。
本当に立ち直ったのは中学に入ってから。
そう、すっかり環境が変わったからだ。
知人の息子さんも、そうあって欲しいと思う。
え?そんなこと、あったんだ・・・と誰もが疑うくらい、明るく幸せに過ごせる日が未来に必ずあることを信じて欲しい。
自分の心は自分でしか癒せないけど、癒す為の余裕は環境が整わないと生まれない。
環境を整えるという作業は、そして、親だけじゃ出来ないことだから・・・・
何かの狂った学校や社会を、少しずつでも直していく方向へ向かわせられるよう、努力を始めないと・・・