春休みらしく過ごした日(2008.4.1)

エイプリルフールです。
そうなんです、そうなんですけどね、相方の体調その他で、この春休みは子供たちは何も楽しいことをしてなかったんです。
ずっとおうちでゲームか、近所の子と何とか遊ぶとか・・・・そんなことです。
約束していた、映画とカラオケは、危うく反故にされるところでした・・・。
でも、ま、相方の体調も戻り、どうにか1日スケジュールを空ける事が出来たので、そのイベントを無理矢理1日で消化する事にしました。
映画は「ワンピース」・・・・。
私は、「私と犬の10の約束」か「ライラの冒険」を進言したのですが、いかんせん、多数決で却下(2対1である・・・・)され、ワンピースへと赴くこととなりました。
いや、ワンピースも好きなんですが、これって、一番近くの映画館でやっていなくて、隣の隣の市町村へ出向かなくてはならないわけだったのですよ・・・・。
ワーナーマイカルシネマズ宇多津・・・・・・
行くのに時間がえらくかかるし、ガソリン代も半端じゃないんだってばー!!!!!ストーリーは、そりゃ良かったですよ。
個性溢れるキャラクター達による、笑いあり、涙あり・・・・のね・・・・。
ま、チョッパーが主役だし・・・・私チョッパー好きなので・・・・(^_^;)
人や周囲と違っている特性を活かす事が出来れば長所で個性となり、それを活かす事が出来なければ、短所となり恥部となる・・・そんな普遍的なテーマなのだ。
この日本という国は、確かに個性を大切にするよりは、協調性を重んじる風潮があるけれど、協調性というのは、必要な時に必要なだけ発射すればいい、短距離競争なんじゃないかと思う。
一方、個性と言うものは、その人に一生纏わる、大切な特徴で、凶悪や迷惑でない限り、長期的に限りなく尊重されるもので、マラソンのようなものではないかと、私は思う。
昔、私は協調性がなくてよく怒られたし、意見をはっきり言うことで、責められたこともあった。
ま、住んでいるこの場所は「村社会」が未だ根強い地域なので、「なんとなく」理解しなけりゃならないことが山ほどあって、分かってても分からなくても、「なんとなく」分かった振りをしなくちゃならなかったりもする。
明確な反対意見など出したら、民主党に責められる自民党と同じような目に合わされるのだ。おお、怖い怖い・・・・。
でも、今更ですが・・・・・KYの私は、明確でないことをそのままに出来ず要らぬことを聞いたりやらかして、よく人様の(悪いほうの)うわさの種となることもある・・・。
いや、そうなるだろうと分かってても、明らかに「NO!」と思うことを「YES!」なんて言えなくて・・・・。
こういう人を不器用と言うのかもしれないけれど、子供にもきちんとディベート出来るようになって欲しくて、いつもきちんと言葉で伝え、言葉で返してもらうように心がけています。
それをして、はじめて「あうんの呼吸」ってのは成り立つと思っています。
考えなんてものは、言葉にして、人に伝えなければ例え親子でも、夫婦でも分かりはしないと思います。
ここで一生住んで、一生外に出ない人には必要のないことなのかもしれませんが、こんなインターナショナルな時代・・・・「なんとなく・・・」な価値観は、通用しなくなってきています。
いえ、一歩県外に出ただけで、私はまったく面食らうほどそのやり方は通用しませんでした。
元々の性質がそうではなかったのと、無理してかぶっていた猫の皮はあっけなく取り払われ、今の私となりました。
一変に変化をすることは無理で、たまに、昔の私が顔を出しますが(何しろ、小さな頃に苦労して身につけたテクニックですから・・・・)、そういうこと、どんどん減っていってますね・・・。
子供たちも、小学校の間はこの「村社会」でビッチリと固められた環境と人の間でかなりしんどそうなのです(家庭の教えとそれ以外の教えがかなり異なる為・・・・)が、他所の中学校に行った兄は、もう、すっかりラクチンになっています。
チョッパーよろしく、嘘や口先だけで接していても、何も理解されません。また、自分を偽って生きることは、人間、とても敗北感を味わいますし、そこから先、何事にも自信を持てなくなることさえあります。かつての私がそうだったように・・・・。
運よく私はその後、皮を引っぺがしてくれる、ルフィのような仲間達に出会い、すっかり性格が変わるのですが、もっと早い時期にそうありたかったと思うのです。
チョッパーは、ちゃんと自分のやりたいことやしなきゃならないこと、信頼できる仲間に出会って、隠すことなく「MY SELF」な人生を歩んでいくんですよ。
うちの子供たちだけでなく、世界中の子供たちにも、チョッパーのようであってほしいと思います。
信頼できる友人と、尊敬できる師匠、自分がやるべきことを見つけられる能力、自身にプライドと自信を持って歩んでいって欲しいと思います。
失敗したり傷ついたりしても、誰かのせいでなく、何かのせいでなく、理由をきちんと理解し、次のステップへのエネルギーへと変えていけるしなやかな強さも・・・・。
大人になっても、それらは必要です。
ホントだよ!
映画に込められた(受け取る人によって違うだろうけど)メッセージを、しっかりと噛みしめて、自分のものにしてくださいね。辛くても、逃げずに踏みとどまって考えれば、気が付いたら強くなっていたり、出来なかったことが出来るようになっていたりします。
成長はしようと思って出来るもんじゃなくて、気が付いたらあれれ?変わってる?といったようなもんじゃないかと思います。
ともあれ、相方の加わった夜のカラオケも楽しく、春休み行事は終わりました。
さて、明日からは新学期モードでビシビシ行くからね!