洗う、という作業(2008.3.24)

毎日繰り返されるこの作業。
体や衣服、食器だったりする。
合成洗剤を使っていた頃は、「洗う」ではなく合成の界面活性剤や蛍光剤などを「塗りつける」そして柔軟剤で「固定する」作業だったと言うことに気がつかなかった。
何かお肌にトラブルが出始めても、自分のせいで、洗剤のせいなどとは考えなかった。
今思えば、随分と自虐的な行為だったと、笑ってしまう。
不必要なものを取り払う生活は、必要なものだけがまた、自分のところへ戻ってくるというシンプルなものだ。
実はたくさんの要らない物を、知らずに溜め込む生活を推奨してるのが現代生活だ。
化粧品一つ、動物実験をしていないものを選ぶのにも苦労する・・・。
お店で売られているお高い、オシャレなあれらは、たくさんの動物達の犠牲の上に成り立っている。
私は、それらを使わない。
もっとシンプルで、安全が確認されているミネラルオンリーのものを、どうしても、と言う時は使う。
動物実験が要らないほど、安全なものだけで作られているから・・・昔から人が使ってきたものだから・・・。
それに引き換えると・・・・名だたる有名メーカーのものは、生き物を殺し、実験し、そして作られている。
動物で実験してみなければ分からないほど、危ないものを混入して、私たちの生活に滑り込まそうとしている。
・・・ぞっとしません?
女性はそりゃあね、誰でも美しくありたいと願うのでしょう。
普段すっぴんの私でさえ、冠婚葬祭には一応、顔にモノを塗りたくりますから・・・。
もっとも、その塗り方じゃ、美しくしてんのか破壊してんのかは謎ですが・・・。
でもね、やはり、実験なんかするから値段が跳ね上がり、お客様の安全を思えばこそ・・・の押し付けがましいメーカーの言い訳を聞くにつれ、既に目からウロコの人たちは、そんな風には思わないのですよ。
安全を確認するのに「動物を殺す」なんてこと、動物を殺さないと確認できない「安全な化粧品」って、本当に安全なんでしょうか?
個人差があるってこれほど分かっている世の中で、ましてや他の生物で試したものが「安全」なんて言い切れるんでしょうか?
「まれに合わない方もいます」なーんて書いてますよね?
動物実験やったって、合わない人がかなりなパセンテジ混じってるって事もあるわけだよね?
それでも必要?
薬やそんな類のものはどうよ?
そうね、薬は待ってる人いるでしょう。難病に苦しんでる人は新薬の登場を待ってるでしょう。
でも、化粧品にそんな「どうしても塗らないと死んでしまうんです!」なんてことあるわけないでしょう?
同列に考えること事体、可笑しいでしょう?
薬を作るのに動物を犠牲にしていることは、確かに人類のエゴだと、それはその通りだって思います。
でも、化粧品に使ってる動物の犠牲は、エゴとさえ言えないような部類のもんじゃないかと思うのです。
無差別大量動物虐殺・・・ではないでしょうか?
殺す為だけに大量に作り出されて、大量に葬り去る。

・・・そして作り出された化粧品は、実はたくさんの化学物質の混ぜ込まれたおかしな品物で、肌に乗せるゴミのようなものなんです。
それは、動物実験をしてない化粧品にしても同じ、人の肌にとってはやっかいなゴミ、汚れ・・・できるだけ早く洗い落とさなくてはならない物質なんですもの。
必要な時、必要な最短時間だけ乗せて、あとは速やかに取り去るもの・・・・それがお化粧です。
化粧をしなくなって、私の肌はきれいになりました。トラブルもぐっと減りました。

不必要なものを身につけない生活は快適です。
身につけなければ、洗い流す必要さえありません。
洗ったつもりが、環境にも自分にも負担をかけていた・・・あの頃の生活に戻りたくはないのです。
人の住める地球に、人が生きていけるくらいの環境を保ってもらえるくらいの負担を与えても、それ以上はないように生きていかなくてはね。
ここでしか生きていけない地球の生物は、この地球環境を失うわけには行かないんですもの。