地球のリズムで(2008.3.8)

白い粉をいつものように使いながら、自分の生活を考える。
洗濯にも掃除にも、料理や衛生にも使っているこの白い粉は、ほんの一瞬、私と触れ合って、また自然に戻っていく。
時には汚れとともに、時には体の中に入り・・・・・
行いや振る舞いは同じなのに、作用させる場所を変えると、驚くほど結果は違う。
いや、結果は同じだけど、人の目には違って見えるだけだ。
洗濯物がふんわりとなること、歯が白くなること、お風呂で体が温まること、臭いがなくなること・・・・
私の不愉快やストレスの元を速やかに取り去り、穏やかに自然に戻っていくこの物質は、私の体の中にもいて、いつも私とともに行動している。
必要に応じて量を増減しているそうだ。
たくさんの原子や分子に囲まれて、或いは原子や分子で構築された自分の体にとって、相容れないものとすんなりと受け入れるものとがある。
頭で考えていた時には分からなかったこと。
一つ一つ体感し、実践し、納得したらリズムは体が覚えてくれて、今ではどんな状況もさほどストレスにならない。
急いでいる朝も、眠い夜も・・・・・
結末を予測して、白い粉を、或いはすっぱい液体を置いて、時間がとれるその時まで効果的に働いていてもらうように段取りだけはしっかりとしておく。
白やクリアなスーパーマンは、いついかなる時も決して嫌がらずに出動して、すんなりとやるべき事を行う。
その完璧ともいえる仕事ぶりに、いつもながら満足する私・・・・。
後で拭き取ったり、洗濯をしたり・・・・それはとてもスムーズに事が運ぶ。
地球のリズムに体だけではなく、動作も合わせることの安堵感と違和感の無さには、今でも驚く。
家事をやってるのではなく、地球と一緒に動いてる、という感覚は、この所作を覚えるまで知らなかった。
今は私だけでなく、家族も、それから日本全国のジュウソイストも多分、感じているんじゃないかな。
よく、がんばってくださいね、なんて言うけれど、本当は「力を抜いてやってくださいね」って方が正しいのかもしれない。
ああ、でも、他のリズムで生きてきた人は、自分のリズムも地球のリズムも分からないかもしれないから、やっぱり最初は「がんばって」でいいのかもしれないね。